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日本の海の危機的状況を知ってもらうため「海の絵本」を制作…絵本ナビ

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絵本ナビ「海の絵本」を制作
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絵本情報サイトを運営する絵本ナビは、フィッシャーマン・ジャパンや海洋環境研究会などと協力し、日本の海の危機的状況を伝え、親子で話し合うきっかになるような絵本『さかながいなくなっちゃうって!?』を制作した。

日本の海は現在、全国規模で不漁が続いており、2019年には、サンマ、サケ、イカなど食卓に上がることの多い魚介が記録的な不漁となった。また、地域ごとに見ても深刻な状況で、例えば宮城県石巻魚市場のホッケ水揚げ量は、2010年から2019年の10年間で約9分の1にまで減少している。

こうした状況を受け、絵本ナビでは、未来を担う子供たちに現状を知ってもらい、消費者として何をすべきか親子で話し合うきっかにしてもらいたいと、2019年の夏から「海の絵本」の制作を開始し、2020年4月『さかながいなくなっちゃうって!?』を完成させた。

同書は、より多くの人に海の現状を知ってもらうため、クラウドファンディングを介し、支援者に絵本をプレゼントするという方法を取った。結果、目標額を133%達成し、300人近くに絵本を届けることができたとのことだ。

《鈴木まゆこ》

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