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猫にトリミングは必要ないの? シャンプーをするときの注意点

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猫さんと生活をしているとふと皮膚の状態が気になったりしますよね。犬はシャンプーやトリミングを行うけれど猫はいいのかしら…と疑問に思ったことはありませんか? 綺麗好きな猫さん達はこまめに自分で毛繕いをし、被毛を清潔な状態に保つことができます。そのため無理にシャンプーをする必要はありません。

ですが皮膚や被毛の状態によっては飼い主がサポートしてあげた方が良い場合もあります。そこで今回はシーン別に猫さんにしてあげたいお手入れについてご紹介します。

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毛繕いが上手にできない

猫さんの中には上手に毛繕いができない子もいます。その理由に多いのが「肥満」です。本人はできているつもりでもお尻や背中には口が届かずお手入れできていないことも…。毛繕いができていないと本来抜けるべき死毛がいつまでも残りボサボサになってしまいます。被毛の乱れが見られた場合には専用のブラシでブラッシングをしてあげましょう。被毛の抜ける、生える、のサイクルが正しく行われることで健康な被毛を維持できますよ。

フケや皮膚トラブルがある

フケが出やすい子や湿疹など皮膚トラブルがある場合には獣医師の指示に従い薬用シャンプーで薬浴を行いましょう。保湿作用が強いものや殺菌作用が強いものなど皮膚の状態に合わせてシャンプーを選択します。特にシャンプーの指定がないときには低刺激のものを使ってあげてくださいね。

毛玉がすごい

長毛の猫さんに多いのが毛玉トラブルです。中には瓦のような大きな塊になってしまっている子もいます。こちらは専門のサロンや動物病院にお願いしましょう。筆者も勤務している動物病院で幾度となく猫さんの毛玉取りの処置を行ってきましたが、皮膚が薄い猫さんの毛玉取りは皮膚が切れやすく家庭で行うのはとても危険です。また怖がって暴れてしまう場合には鎮静剤を使用することもあります。シャンプーは毛玉をしっかり取り除いてから。この順序が逆転してしまうと毛玉がますます大きくなってしまうので要注意です。

毛質や年齢によって日ごろからケアをしていても、毛玉ができてしまうことはありますので、遠慮せずご相談してくださいね。

外に出ている

毛繕いをしていても日常的にお外に出る猫さんはどうしても足先などが汚れてしまいます。足先はタオルなどでもかまいませんが体全体が薄汚れてきたら洗ってあげましょう。また外では一層ノミやダニの感染リスクがありますので予防薬の塗布もお忘れなく…!

臭いが気になる

特に皮膚トラブルはないけれどなんだか臭いが気になる…といった場合にもシャンプーをしてあげてOKです。毛繕いが上手でも被毛の根元に皮脂がたまっていることもあります。頻度は年に1~2回程度で十分です。シャンプー前にしっかりとブラッシングを行い、死毛を取り除いてあげましょう

お水が苦手な子は…?

シャンプーしてあげたいけどお風呂が苦手…! という猫さんも多いかと思います。またシニアでお風呂が負担になってしまう子もいますよね。そんな猫さん達におすすめなのがお水いらずのドライシャンプーです。スプレータイプやムースタイプ、シートタイプなど様々なラインナップがありますので愛猫さんに合わせて選びましょう。どうしてもお風呂に入れたい場合には衣装ケースやバケツにお湯を張り、つかってもらいながら洗うとやりやすいですよ。

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余談ですが猫にも爪切りや耳掃除、肛門腺絞りなどのグルーミングは必要です。自宅でできる場合には月に一回を目安に行いましょう。難しい場合にはサロンや動物病院でお願いしてくださいね。

皮膚や被毛に問題がなければシャンプーはしなくてもOKですがブラッシングは定期的に行いましょう。シャンプーとは違いブラッシングが好きな猫さんは多いもの。ぜひ愛猫さんとのコミュニケーションとして楽しんでくださいね。

《吉田つぐみ》

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