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偕成社、児童書「つれてこられただけなのに 外来生物の言い分をきく」を刊行…7月8日

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「つれてこられただけなのに 外来生物の言い分をきく」を刊行
  • 「つれてこられただけなのに 外来生物の言い分をきく」を刊行
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偕成社は、上野動物園(東京都台東区)元園長の小宮輝之氏が監修する児童書「つれてこられただけなのに 外来生物の言い分をきく」を7月8日に刊行する。

同書では、外来生物から48種を選び、人間によって持ち込まれたのに「悪者」とされている不満を、生物自身が「言い分」としてコミカルに語り、日本に持ち込まれた経緯とその後の状況、増えた理由についてを解説。外来生物側の目線で外来生物を解説する、異色の児童書になっている。

在来種の存続を脅かすことが多いため、悪者扱いされがちな外来生物だが、実はほとんどが食用、観賞用、害獣退治など、人間の勝手な都合で連れてこられたのだという。同書は、そんな外来生物たちの言い分にもぜひ耳を傾けて欲しいという思いによって、企画されたのだそう。

同書を通し、外来生物というカテゴリで一方的にはねつけるのではなく、彼らのことをまずは「知り」、日本に暮らす生物の多様性にも目を向けてみて欲しいとしている。

《鈴木まゆこ》

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