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BASF、必須栄養素の有効利用を可能にする「ナツフォス E」の販売を開始…日本の飼料業界に貢献

BASF、必須栄養素の有効利用を可能にする「ナツフォス E」の販売を開始
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ドイツに本社を置く総合化学会社BASFは、国内飼料業界向けに、次世代のフィターゼ「ナツフォス E」の販売を開始した。

「ナツフォス E」は、家畜の成育に必要となるビタミン・ミネラルなどの微量成分をあらかじめ混合した飼料添加物であるプレミックスでの安定性に非常に優れているという。また、最高温度95度でペレット加工される飼料への利用が可能で、18ヶ月間の長期保存でも変質しない安定性も有しているのだそう。

同製品を鶏や豚の飼料に使用することで、リン、カルシウム、アミノ酸などの栄養素をより効率的に摂取することが可能になり、家畜の健康な成長を促進。さらに、家畜体内から排出されるリンを削減し、環境負荷も低減するという。

農林水産省の調べによると、日本国内において、過去50年間で食肉消費量が着実に増加しており、過去10年間では、畜産農家1戸あたりのブロイラーと豚の飼養頭数が増加している。そのため、同社では、飼料効率と環境への影響を考慮した畜産経営は、多くの農家にとってますます重要な課題になっているとし、高品質の製品と効率的なソリューションを提供することに尽力していくとしている。

《鈴木まゆこ》

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