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猫のとびら、9月1日防災の日に向け「ペットと避難所」情報をホームページに開設

猫のとびら、9月1日の「防災の日」に向け「ペットと避難所」情報をホームページに開設
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  • 緊急避難用ペットケージ
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緊急避難用ペットケージの企画・開発及びペット保護活動を推進する猫のとびらは、災害時及びコロナ禍での同行避難の準備について、誰もが容易に情報を得ることが出来るようにと、「ペットと避難所」情報をホームページに開設した。

今年に入り、新型コロナウイルスの感染は世界中に拡大し、日本でも重大な問題になっている。そんなウィズコロナ時代でも災害はいつ起こるかわからず、地震、台風、ゲリラ豪雨による水害等、身近に災害の危険が迫っている。

コロナ禍で3密を避けたい状況下での災害避難に不安を持つ人は多く、また動物を飼育している人は、ペットと一緒に避難できるのかと、さらに不安な思いをしていると想像できる。

2016年4月14日発生の熊本地震において、環境省でペット同行避難者の避難状況を確認すると、136か所の避難所で実施し、85か所の避難所でペットの同行避難があったとされたが、実際にペットの同行避難が確認された避難所は50か所と、同行避難情報があった避難所の6割に減少していた。

その要因として、避難所屋内への受け入れが拒否されたことや、飼い主が他の避難者に配慮してペットと移動、もしくはペットだけを家に置いて避難したことなどが考えられる。同行避難後の各避難所での対応方針の違いや誤った解釈などにより、ペットとその飼い主は様々な形で混乱の影響があったことがわかる。

災害時の同行避難は、地震、台風など、災害の種類で状況は異なり、地震であれば、一時的に屋外でのペット管理は可能でも、台風の場合は屋外でのペット管理は不可能。また、避難所の運営、対応は各県、区、市、町により全く異なるため、自分の住んでいる地域の各自治体に開設・運営される避難所情報を確認しておくことが大切になってくる。

そこで同社は、誰もが容易に情報を得ることが出来るようにと、「ペットと避難所」情報をホームページに開設し、各自治体ごとの情報をひとまとめに掲載している。現在は東京23区に限っているが、順次、情報エリアを広げて行く予定だという。

さらに同社は、ペットを避難所に連れて行くルールとして、ペットの管理は全て飼い主の責任になる。ケージに入れること、ペットの生活用品は飼い主が準備することは、最低限のルールである。また、避難所には動物が苦手な人やアレルギーを持った人など、様々な人がいるため、常識やマナーをしっかり守り、避難されている全ての人と話し合いをし、お互いに助け合う「共助」の精神も大切だと述べている。

《鈴木まゆこ》

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