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“吸収体”製造のノウハウを活かしたペット用トイレタリー「ネオ・ルーライフ」…コーチョー【インターペット愛知】

コーチョーブース(インターペット愛知)
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11月21・22日、「インターペット愛知」が「Aichi Sky Expo」(愛知県常滑市)で開催された。国内外からペット関連企業が集まるインターペットは2011年に東京で始まり、今では日本最大級のペットイベントに成長した。今年は新型コロナウイルスの影響で3月に予定されていた東京での開催は見送られたが、初となる愛知でのイベントは予定通り行われた。

ペット用トイレタリーブランドの「ネオ・ルーライフ」

静岡県から参加したコーチョーは、「ネオ・ルーライフ(NEO LOO LiFE)」ブランドで犬と猫用トイレタリー製品の開発・製造・販売を行っている。愛犬家には、黒いパッケージにボストンテリアがプリントされた「ネオシーツ+カーボンDX」が馴染み深いかもしれない。同社は、成人用の紙おむつや介護用品の供給も手掛けており、幅広いノウハウを活用した製品開発を行っている。

吸収力、臭いと逆戻りの防止がポイント

経営戦略部の渡邉邦彦部長によれば、ペットシーツに求められるのは3つの機能だそうだ。

「消費者の皆さまがペットシーツに一番に求めるのは吸収力ですから、まずこれはあって当たり前です。次に要望が高いのが逆戻りの防止です。逆戻りしたおしっこが足につくと、床を汚してしまいます。それから、防臭へのニーズも高いので、この3点に満足して頂ける商品を提供することが重要です」

ネオシーツには、厚手の「+カーボンDX」から、ズレ防止用テープが付いた「+ズレ防止GX」、手軽な価格の薄型「FX」など、ニーズに合わせた6種類のラインナップを用意。これらの製品には、同社が高齢者や赤ちゃん用のオムツ、生理用ナプキンなど「吸収体」の開発・製造で培ってきたノウハウが活用され、ペットシーツに求められる3つのニーズに応えている。

ハイスペックの「+カーボンDX」

プラスカーボンDXは、2層目に織り込まれた活性炭が臭いを閉じ込める構造になっている。また、おしっこを素早く吸収して広がりを防止すると共に、エンボス加工によって逆漏れを最小限に抑えて足濡れを防ぐ。また、吸収力が強いためレギュラーサイズで小型犬3~4回分のおしっこに対応でき、長時間の留守番でも安心だ。その他、新聞紙サイズの「ワイド」と新聞紙見開きサイズの「スーパーワイド」があり、愛犬の大きさなどに合わせて選ぶことができる。

「密着しっぽ穴」で漏れを防ぐオムツ

犬猫用おむつの「ネオ・オムツ・ナッピー(NEO OMUTSU NAPPY)」には、徹底した漏れ防止対策が施されている。しっぽの周囲にすき間ができないよう、ウレタン素材を使用した「密着しっぽ穴」を内側に貼ることで密着性を確保。また、立体ギャザーで横漏れ防止加工が施された吸収体も、背中側までカバーする十分な長さの物が使われている。

おしっこや軟便が確実にガードでき、愛犬・愛猫の体調不良時や介護においても飼い主の負担軽減につながりそうだ。身体の大きさや体型に対応できるよう、SSからLまで4つのサイズが用意されている。

消臭効果の高い猫砂

猫のトイレに使用する砂は、紙素材を再利用し、固まりやすく処理のしやすい製品が幅広くラインナップされている。活性炭や茶葉からとったカテキンを練りこんだ消臭効果のより高いものや、おしっこの色が分かりやすく健康チェックに役立つ「ネオ砂ホワイト」などがある。その中でも、業界で初めて珪藻土を使用した最新の「ネオ砂珪藻土」はアンモニア臭を強力に吸収し、ペット用品店からの評判も良いそうだ。また、大腸菌などの増殖を抑制する効果もあるとされている。

愛犬がパッケージになるギフトボックスを発売

12月1日からは、これらのパッケージに好みの写真を入れることができるギフトボックス、「NEO BOX」のオンライン受付を開始するそうだ。トイレシートやおむつなど6種類の組み合わせの中から好みのセットを選び、画像データを添えて申し込むと化粧箱に収めて希望の住所に配達される。愛犬家の友人へのギフトとしても喜ばれそうだ。

「やさしさ」が企業理念

コーチョーは、このNEO BOXの梱包などの作業を障がい者就労支援施設に委託する。就労の機会を増やすことで、飼い主と一緒に社会貢献にも役立ちたいとのことだ。同社は、「社会に必要とされる活動に積極的に取り組む」(渡邉氏)という理念のもと、介護や福祉用具のレンタル、販売、住宅改修などの介護サポート事業も手掛けている。

《石川徹》

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