保護猫ふくちゃんと妻と一緒に、仲良く暮らしている筆者。本連載では保護猫を迎えるまでの経緯、迎えてからのエピソードなど、実体験を綴っています。
今回はふくちゃんお気に入りのおもちゃについて。
買ってきたおもちゃに興味を示さないふくちゃん
家猫にとって（特に単頭飼いの環境において）、おもちゃを使って遊ぶことは運動不足解消やスキンシップといった意味も込めた大事な行為だと思います。しかし、この遊び方、じゃらし方というのは猫ちゃんそれぞれに好き好みがあり、それぞれ個性が出るポイント。せっかく買ってきたおもちゃなのに全然興味を示さない…という結果もあるあるですよね。我が家のふくちゃんも、例に漏れずよくわからない嗜好の持ち主なのです。
最初にお迎えするタイミングで買っておいた、ヒモの先にネズミのぬいぐるみが付いたよくあるタイプのおもちゃはあまり興味を示してくれず、その代わりにとても食い付きがよかったのは、荷締め用の黄色いPPバンド。郵便物の梱包に使われていたPPバンドを目の前に垂らすと、恐ろしい形相とスピードで追いかけてきます。
イヤホン、荷造り用のヒモがマイブーム
また、ふくちゃんはイヤホンも大好きです。室内でイヤホンを付けて仕事などをしていると、膝に乗ってコード部分を攻撃してきます。普段使いしているイヤホンはそこそこ値も張るため、このまま壊されては敵わんということで、100均でふくちゃん用のイヤホンを購入。それなりに遊んでくれはするのですが、高級なイヤホンのほうが食い付きはいいような気も…。もしかして、飼い主が遠ざけたり大事にしているモノを仕留めたがってるのか？ と勘ぐったりもします（笑）
ここ最近のふくちゃんの流行りは、荷造りなどに使われる白いビニールの紐。暗闇の方が活発になる傾向にあるので真夜中に遊ぶことがあるのですが、紐が見えたら先端がボロボロになるまで追いかけ回して遊びます。散々追いかけ回した上でようやく捕まえた際は、がっしりと口にくわえてしばらく離しません。その時の「フー…フー…」という吐息が可愛かったりもします。みなさんのおうちの猫ちゃんも、きっとそれぞれお気に入りのおもちゃや遊び方があるのではないでしょうか。そういった好みや嗜好がわかると、その子に対する愛情も一段と深まるような気がします。
ホセ：会社員兼ライター。普段は別ジャンル、別名義で書いてます。
猫：ふくちゃん（♂／2歳）。秋田で地域猫としてお世話されていたところ、野生動物に襲われ保護。臆病だけど人懐っこい、愛すべきどんくさ猫。
