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Catlogの「ようすモニター」機能が水飲みと毛づくろいに対応…RABO

Catlogの「ようすモニター」機能が水飲みと毛づくろいに対応
  • Catlogの「ようすモニター」機能が水飲みと毛づくろいに対応
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RABOは、「猫の生活をテクノロジーで見守る」Catlog(キャトログ)の「ようすモニター」機能に、新たに「水飲み」と「毛づくろい」を追加したと発表した。

Catlogでは、猫の活動データを24時間365日記録し、食事や運動、毛づくろいなどの各行動に分類したうえで「ごはんの回数や時間帯」「運動量の推移」「睡眠時間の推移」など行動の推移もアプリで確認することができる。

猫は本能的に不調を隠すことが上手く、その体調の変化に飼い主でも気づけないケースが多くある。外出している時には、Webカメラを設置して見守る方法もあるが、死角が多いために猫が映らないことも多く、また異常を検知して知らせしてくれる機能は備えられていないものがほとんどだという。

同社は2020年6月に、普段の行動と異なる変化を検知しCatlogアプリに通知し表示する機能「ようすモニター」をリリース。今回その「ようすモニター」に、「水飲み」「毛づくろい」の行動も追加した。「ようすモニター」は、前日比較だけではなく、「午前・午後」「数日間」などいつと比較して変化があったのかもわかりやすく表示される。

泌尿器系疾患が多い猫では、水飲みは非常に大事な情報。特に、冬場では飲水量が減りやすく、膀胱炎をはじめとした膀胱のトラブルが増える。また、腎臓の機能が落ちやすい高齢期において、飲水は腎臓の保護にとても重要なため、毛づくろいのモニタリングは、日常のケアはもちろん、ストレスの指標にもなる。同社は、毛づくろいが増える日、減る日を見ることで、猫の体調や気持ちにも配慮してあげられるかもしれないとしている。

また、Catlogでは、24時間365日行動を記録できる強みを生かし、猫の疾病の兆候や症状を検知するための機能の開発に取り組んでいる。Catlogによって、人間には気づけないような些細な変化を見逃さず、アプリ上で飼い主に知らせすることで、早期発見・早期治療が実現できるよう動物病院などの専門機関の連携を開始したという。

さらに、ペット栄養学会理事の徳本一義氏が顧問に就任。栄養学の観点から猫の健康をサポートしていくべく、Catlogの事業開発に携わっていくとしている。

《鈴木まゆこ》

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