穂先の縮れが独特な南部箒を手づくりする高倉工芸は、ペットを癒しながらブラッシングができる「癒しほうき」を発売した。「癒しほうき」は東北D2Cアワードにて優秀賞を受賞。伝統工芸が生む新たな価値を提案するとしている。
元々南部箒は、穂先の縮れで“毛足の長いカーペットでも細かいゴミまで掃き出せる”というのが大きな強み。そのため、縮れによりペットへのあたりも柔らかく、ペットの肌を傷つける心配がないという。
また、同社の箒草は無農薬栽培で、除草・刈り取りは手作業で行っている。ペットがじゃれて箒を口に入れてしまっても、化学薬品を使っていないため安心なのだそう。
同製品のデザインは和洋服箒と同じく、片手で優しく掃けるようになっている。そのため、ペットに使用しないときには、洋服に付いた毛を掃うという使用方法も可能。
さらに、最大の特長は「ペットが癒される」ことだという。「癒しほうき」は、ペットがブラッシングの時間を楽しみにしてくれる、そんな“ペットを癒すための箒”になって欲しいという願いから名付けられたとのことで、ブラシが嫌いで逃げていた猫がすんなりブラッシングを受けてくれるようになったという声もあるという。
同製品は、小型ペット用2型、大型ペット用1型を展開。小型ペット用は扇をあおぐような手首使いで、力を入れずにペットを撫でてあげるだけで、毛並みを揃え、抜け毛などを絡め取る。また、ペットにだけではなく、飼い主の服についたペットの毛を掃うのにも最適だという。
大型ペット用は幅が広いため、大きめの中型犬、大型犬などでも撫でられる範囲が大きく、広範囲にマッサージされているのを感じられるように作られている。カーペットの毛を掃うのに使うことも可能なのだそう。
