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「からまないブラシ」はペットの毛もからまないのか…パナソニック【インターペット2021】

パナソニックブース(インターペット2021)
  • パナソニックブース(インターペット2021)
  • からまないブラシ
  • パナソニックブース(インターペット2021)
  • パナソニックブース(インターペット2021)
  • カーペットの綿毛も楽に吸引
  • パナソニックブース(インターペット2021)
  • パナソニックブース(インターペット2021)
  • ダストボックスとフィルターは取り外して丸洗いできる

家電メーカーのパナソニックがインターペット2021にも出展していた。メインの展示はペットカメラと「からまないブラシ」がついた掃除機だ。

ペットカメラは、Amazonあたりではさまざまな製品が出回っているが、業務用の監視カメラも手掛けるパナソニックのペットカメラは国産メーカーならではの作り込みが売りだ。その分値段も高くなるが、動体の追尾機能、アプリと連動したログ管理、ナイトモードなど付加価値機能も多い。

壁付けタイプもあるが、テーブルや棚に据え置くタイプは、本体が台形(円錐状)で倒れにくい設計になっている。特殊な吸盤がついた本体は持ち上げる際は簡単に動くが、横方向の力には強く、倒れにくくなっている。台座にはインシュレーター機能があり、ペットが蹴飛ばしたりしても位置がずれない。そのため、カメラを床に置くことができる。製品はペット専用というわけではなく、赤ちゃんなどの見守りや防犯カメラとしても利用可能だ。

ペットを飼っている人は掃除機もこだわる。というか値段だけで選ぶと、ペットの毛をぜんぜん吸わないなど無駄になるからだ。耐久性も問題になりがちなので、安物を使い捨てるより、多少高くても性能のいいものを選びがちだ。

パナソニックが勧めるのは、「からまないブラシ」がついたコードレス掃除機だ。最近のコードレスやバッテリーとモーターの性能アップにより、コード式とそん色のない吸引力を持っている。しっかりした製品を購入すれば、コード付きの掃除機には戻れないだろう。この製品は最大吸引仕事率200W。ハウスダストなど細かいゴミをセンサーで検知して、ゴミが少なくなったらモーターの出力を調整するので、ハイパワーながら、フル充電で40分から1時間くらいの連続使用が可能だという。

掃除機のヘッドは、カーペットやフローリングの溝のゴミもキレイにするため、ローラーにブラシがついていることが多い。ブラシがカーペットの起毛から髪の毛やペットの毛をかき出すことで吸引できるようにするためだが、一般的なブラシだと、そこに毛が絡まるだけで、掃除が終わったあとさらにヘッドの掃除をしなければならない。

からまないブラシは、他の掃除機のヘッドブラシとそれほど違いがないように見えるが、不思議と毛糸や髪の毛がからまない。ブラシの角度や形状に工夫があり、巻き込んだ髪の毛などを真ん中の吸い取り口まで回転しながら誘導する。からまるとやっかいなローラーの軸には毛がいかないようになっている。

長い毛はからまないブラシで処理できるかもしれないが、冬毛やダブルコートの綿毛は関係ないのでは? そう思ったが、カーペットの綿毛や綿埃もキレイに吸い取り、やはりヘッドにはほとんど残らない。

ダストボックスは丸洗いできるタイプだ。フィルターも丸洗いできるので、消耗品の補充が必要ないのも嬉しい。

《中尾真二》

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