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犬のひげは切ってもOK? その役割や注意したいこと

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トリミングサロンに愛犬を連れていくと、おひげカットをどうするか聞かれる方も多いのではないでしょうか? ひげカットがNGな猫ちゃんに対し、ワンちゃん達のカットはごく当たり前のように行われていますよね。

でもなぜ猫ちゃんはダメでワンちゃんはOKなのでしょうか? 本当に切ってしまっても大丈夫? 今回はそんな疑問と不安をすっきり解決していきます。

犬のひげにはこんな役割が

犬のひげには色や長さに個性があって可愛らしいのですが、実はただの飾りではありません。視力があまりよくない犬にとってひげは周囲の環境や気候、気圧、わずかな気流の変化などを感じ取る重要な感覚器官となっています。

とはいえ、犬は聴力や嗅覚などその他にも大変優れた感覚器官を持っているため、ひげを切っても基本的に生活に大きな支障が出ることはありません。

ひげが生えているのは鼻周りだけじゃない!?

犬のひげは鼻周りに集中していますよね。長くて立派なひげが生えているかと思います。ですがよくよくお顔を見てみると、目の上や下あごにも部分的に長い毛が生えているのがわかるかと思います。これも鼻周りに生えているひげと同じものです。

サロンでひげカットをオーダーするとこの部分も一緒にカットしてくれるかと思います。目の上部分は眉毛として残しておきたい! など希望がある場合にはトリマーさんに伝えておきましょう。

カットするときに注意したいこと

お家でカットされる方もいらっしゃるかと思いますが、ひげのカットは根元から切ることが大切です。しっかり根元から切らないと不揃いのチクチクとした無精ひげのような仕上がりになってしまいます。通常のハサミですと大きすぎて上手にできないことも多いようです。専用の小バサミや人用の眉バサミを使用するとやりやすいかと思います。

皮膚を傷つけないよう注意し、暴れてしまう時は無理をせずプロにお任せしましょう。なお一度カットすると新しく生えてくるひげは断面ができているため触るとチクチクします。

ひげは健康のバロメーター?

よく観察すると体調によってひげの状態が違っていることがあります。体調が悪い子のひげは張りがなくダラリと垂れてしまっていたり、長期的に体調不良が続いている場合はどんどん抜け落ちてしまうようなことも…! 言葉の話せないワンちゃん達です。あれ? いつもと違うかも…と思ったら注意深く体調を見てあげてくださいね。

こんな子はひげカット要注意!

基本的にカットをしても生活に問題はないのですが、前述した通り犬のひげは感覚器官としての役割を担っています。シニア期に入り聴覚、嗅覚が衰えてきているような子や、視力低下するような眼疾患を持っている子の場合には生活のしやすさを考慮してひげは残しておいてあげた方が安心です。もちろん、カットしても不便なく生活できる子もいますから愛犬に合わせ考えてあげましょう。

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実は優秀な感覚機能を持っているおひげ。カットをしても問題ありませんが、愛犬の年齢や生活スタイルに合わせて行っていきましょう! 

《吉田つぐみ》

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