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神戸どうぶつ王国、世界一小さなシカ「プーズー」を公開…7月22日から

プーズーのゼル(オス)
  • プーズーのゼル(オス)
  • プーズーのレイ(メス)
  • 神戸どうぶつ王国、世界一小さなシカ「プーズー」を公開

神戸どうぶつ王国(兵庫県神戸市)は、7月22日より、世界一小さなシカ「プーズー」を公開する。現在プーズーを飼育しているのは、国内で2園のみ。西日本では初登場となる。

プーズーは、チリやアルゼンチンの一部など南米に生息している世界最小のシカ。森の中で単独で生活をし、昼夜共に活動するという。オスには枝分かれしない小さな角が生え、1年に1度生え代わる。メスは角が生えないそうだ。体のサイズは、体長約80cm、体重約8kgととても小柄。また、生息環境の悪化から野生での生息数は減少傾向にあり、準絶滅危惧種に指定されている。

種が絶えぬよう、野生下で減少傾向にある種を飼育下で繁殖させる「種の保存」は動物園の大切な役割である。同園ではオス1頭、メス1頭のペアで飼育するため、希少動物の繁殖につなげたいと考えているという。

■公開概要
・公開日:7月22日から
・時間:開園中、常時展示
・場所:コンタクトアニマルズ

《鈴木まゆこ》

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