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直木賞受賞作『少年と犬』がマンガに…文春オンラインで連載開始

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直木賞受賞作をコミカライズした『少年と犬』、文春オンラインで連載開始
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文藝春秋コミック編集部は、馳星周氏の直木賞受賞作『少年と犬』を漫画家・村上たかし氏がコミカライズした作品を、8月21日より文春オンラインにて連載開始した。

傷つき悩む人々に寄り添う、一匹の犬がいた──。『少年と犬』は、東日本大震災で飼い主と離ればなれになった一匹の犬「多聞」が、様々な人々との出会いと別れのなかで、東から西へと旅をする物語。旅の途中で多聞が遭遇するのは、傷つき、悩み、惑う人々。

人間という愚かな存在を、「多聞」の視線を通して描いた連作短編集。2020年に第163回直木賞を受賞し、20万部以上を超えるロングセラーとなっている。

今回、コミカライズを担当したのは、ベテラン漫画家の村上たかし氏。全てを失った中年男と愛犬との旅を綴った『星守る犬』が人気となり、映画化もされた。同社は、原作の持つ独自の世界観を尊重しつつ、迫真の作画力によって、新たな読者を獲得できると考えているという。

『少年と犬』は、毎月第1・第3土曜日17時に更新予定となっており、連載終了後の来年春には、単行本として刊行される予定。

《鈴木まゆこ》

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