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すみだ水族館、小笠原生まれのアオウミガメの赤ちゃんを一般公開…10月2日から

すみだ水族館、小笠原生まれのアオウミガメの赤ちゃんを一般公開
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すみだ水族館(東京都墨田区)は、7月20日に小笠原で生まれたアオウミガメの赤ちゃんを、サンゴ礁エリア「ウミガメ水槽」にて10月2日より一般公開する。

同館は、2012年の開業時より東京都小笠原村と提携し、絶滅危惧種アオウミガメの保全活動に参画している。その活動の一環として、小笠原で生まれた赤ちゃんを、外敵に襲われにくい大きさまで同館で約1年間大切に育て、故郷の海へ放流する活動を行っている。

「ウミガメ水槽」では、アオウミガメの赤ちゃんが水中を過ごす様子や、餌を食べる様子を間近で観察できる。水槽の壁面には、赤ちゃんの毎日の甲長・体重などの測定データ、成長グラフ、飼育スタッフの手描きの観察メモなどをパネルで掲示している。

同館は、成長の過程を見守ってもらうことで、アオウミガメの育つ小笠原の豊かな自然や保全活動を知るきっかけにしてもらいたいとしている。また、アオウミガメの赤ちゃんは成長が早く、水族館を訪れるたびに大きさや顔つきが変わっていくため、成長を見守り、何度も会いに来たくなるような展示を楽しんでほしいという。

なお、今年預かる7月生まれの赤ちゃん2匹の名前は、10月上旬に館内や公式ウェブサイト、SNSで発表予定。また、昨年預かった2匹のアオウミガメは、1年間で甲長が約9cmから約23cmに成長し、10月以降に飼育スタッフの手で小笠原の海に返還するとのこと。

《鈴木まゆこ》

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