日経ナショナル ジオグラフィック社は、『MAGNUM DOGS マグナムが撮った犬』を10月25日に刊行した。
同書は、数多くの著名な写真家が所属し、ドキュメンタリー、広告、ファッションなど多岐にわたる分野で活動する、世界最高峰の写真家集団「マグナム・フォト」から、55人の写真家が撮影した世界各地の犬がいる風景を集めた写真集である。
「マグナム・フォト」は、ロバート・キャパ、デビッド・シーモアらによって、フランス・パリで設立され、これまでに100人近くの写真家が所属。地球上の様々な出来事、動植物の様子、自然風景などを独自の視点で撮影してきた。
そんな写真家が撮影した犬たちの写真174枚が収録された同書。街中をうろつく犬、海辺ではしゃぐ犬、家族の帰りを待つ犬、ドッグショーに挑む飼い主と犬、仕事に励む犬など。犬はレンズの先に、何気なくそこにいて、人々の暮らしの中に溶け込んでいる。
「マグナム・フォト」が撮影した数々の犬の写真は、時代や場所の空気までも写し、犬の暮らし方、人の暮らし方、背景まで見えてくる見応えのある写真が満載。4章では、フリーダ・カーロ、ヒッチコックなど著名人が愛犬とくつろぐ姿も収録されている。犬好きだけでなく、写真好きな人にもおすすめの1冊だという。
《鈴木まゆこ》
