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日本介助犬協会×長久手市、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを実施中

日本介助犬協会×長久手市、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングを実施
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日本介助犬協会は、「介助犬育成啓発事業・公益的な事業支援」のため、ふるさと長久手寄附金を利用したガバメントクラウドファンディングを10月4日より開始した。

同協会は、手や足に障がいのある方の日常生活をサポートする介助犬を育成している。介助犬使用者と介助犬ペア1組の育成費用は約240万円から300万円必要とされるが、介助犬は無償貸与されており、その費用の9割以上は寄付でまかなわれている。

また協会では、介助犬育成事業の他に「人にも動物にもやさしく楽しい社会をめざして」、障がい児者のいる家庭に介助犬に向かないと判断された犬を丁寧にマッチングして譲渡をする“WithYouプロジェクト”、犬を介して意欲や笑顔を引き出せるように、犬を連れた病院への訪問や大学病院等へ動物介在療法のための犬の貸与などを行う“DogIntervention(犬の介入事業)活動”を実施。

さらに、虐待や性被害を受けた子供が少しでも安心して自分が受けた出来事について司法関係者や医療従事者に伝えられるように手助けをする“付添犬”にも取り組んでいる。これらは、同クラウドファンディングのテーマである「犬を通して笑顔の輪を広げたい」という思いのもと実施されている。

介助犬にはならずに、こういった道へ進む犬達は全体の7~8割ほどだが、育成に関する公的な補助はないという。そのため、ふるさと長久手寄附金を通じて寄せられた支援は、協会の活動全てに活用するとしている。

寄付金の募集期間は12月末日まで。返礼品は「シンシアの丘チャリティーグッズセット」等が用意されている。

なお先日行われた、ふるさと長久手寄附金の記者発表では、愛知県長久手市の吉田市長が登壇し、「本市では、SDGsの中で宣言されている“誰一人取り残さない”という考え方でまちづくりを進めていく。介助犬協会の取組は、困難を抱える人を支える“誰一人取り残さない”取組と言える。本取組により、少しでも多くの方を支援できるよう、事業の実施にご理解と、ご協力を賜りますようお願いしたい」と語った。

《鈴木まゆこ》

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