国際的な環境保全団体の世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)は、公式サイトにて、野生生物たちが自然の中で様々な工夫をしながら一つの場所でじっとして過ごす“おこもり”術を取り上げ、自宅での過ごし方を提案した。
2000万年前から日本の森で生きてきたニホンヤマネは、弱く小さな生き物ながら、どこでも眠れるアバウトさと、ヒメネズミのような他者とも共生できる「寛容さ」で生き延びてきた。家族やパートナーと過ごす時間が長くなり、イライラしてしまっている人は、この「寛容さ」を参考にしてみてはとのこと。
南極大陸に住むコウテイペンギンの雄は、産卵した雌が海に獲物を取りに行く数ヶ月間、絶食をしながら卵を温め、雌の帰りを待つという究極の育児を行う。「親子愛」という“おこもり”力を参考に、家族との時間に浸ってみてはと提案。
暑く、川や沼が干上がる乾期に、冬眠ならぬ夏眠をするアフリカハイギョは、自分で作った粘膜の室(被膜)で身を包み、土にもぐって何ヶ月間も雨が降るのを待つ。安全に外出ができるまで「自作空間」で静かに過ごすというのも大切な考え方だと述べている。
その他、アオアズマヤドリやワモンアザラシの“おこもり”力についても紹介している。また、Twitter、Facebook、Instagramでも「#おこもり力」というハッシュタグを付けて発信、フォロワーからのユニークな自宅での過ごし方も募集している。
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