すみだ水族館は、9月13日より、7月24日に小笠原で生まれたアオウミガメの赤ちゃん2匹を、「サンゴ礁」エリアの特設水槽で一般公開する。
同館は、2012年の開業時より小笠原村と提携。アオウミガメの保全活動の一環として、小笠原で生まれたアオウミガメの赤ちゃんを預かり、約1年間飼育した上で、小笠原の海へ放流する活動を行っている。
特設水槽では、アオウミガメの赤ちゃんが潜ったり、水面に浮かんで休んでいる様子、ゴハンを食べる様子を間近で観察することができる。水槽の壁面には、赤ちゃんの毎日の甲長・体重などの測定データ、成長グラフ、飼育スタッフの手描きの観察メモなどをパネルで掲示。赤ちゃんの成長過程とともに、その姿を見ることができる。
昨年の2匹のアオウミガメは、1年間で甲羅が約6.5cmから約27cmに成長し、9月9日に飼育スタッフの手で小笠原の海に返還。5階アクアアカデミー内にある壁面には、海に還るまでの約1年間の成長の記録を写真とともに紹介する「メモリーボード」が10月上旬まで設置され、実際の成長の過程を学ぶことができる。
