西武造園は、子会社である西武緑化管理および横浜緑地などと共に、管理運営する全国の都市公園等において、地域の防災力向上を目指す一斉防災イベント「そなえパークの日」を開催する。
公園は、憩いや交流の場として様々な活動を楽しむ緑の拠点である一方、発災時には地域の人々の安全を確保する「防災の拠点」としての役割を備えている。
西武造園グループは、2011年3月11日に発生した東日本大震災の教訓を活かし、公園が緊急時に果たす役割や、身の回りの備えを見直し、いつ起こるかわからない巨大地震に立ち向かう防災力を高めるため、公園の指定管理者として2012年から一斉防災イベント「そなえパークの日」を展開している。
同イベントは、公園に来た人たちが気軽に楽しく参加できる防災プログラムを実施する複合型イベント。身近にある公園が緊急時には安全を守るための機能をもつこと、公園の防災施設の使い方、利用者自身の身の回りの備えなど、公園を核とした地域の防災力や意識向上のきっかけづくりを目的に、各公園の特性に応じて毎年1回以上展開している（3月11日を基準として、各公園で定めた期間にて開催）。
国営昭和記念公園 花みどり文化センター（東京都立川市、昭島市）では、2月18日から3月6日まで開催中。同センター内のギャラリーでは、「国土交通省の防災・減災の取り組み」や「立川市と昭島市の防災マップ・洪水ハザードマップ」「ペットの防災」「災害への家庭でのそなえコーナー」等、防災にまつわる展示を実施。いざというときのために“備えること” “正しい行動をすること”の大切さを再確認することができ、防災意識を高められる内容となっている。
板橋区立熱帯環境植物館（東京都板橋区）では、3月1日から13日まで開催中。東南アジアの熱帯雨林を立体的に再現した温室やミニ水族館をもつ同施設では、防災フェアと題し、災害時に役立つ身近な代用品、実物の防災用品・非常食など、実際に目にすることでより分かりやすい企画展示を行っている。
千葉県立北総花の丘公園（千葉県印西市）では3月6日にイベントを行う。コスモスバスと連携した車両展示と乗車体験を実施する。また、⽇産⾃動⾞の協⼒による「わくわくエコスクール」も開催。おはなしとEVモデルカー実験を通じて、環境とエネルギーについて楽しく学ぶことができる。非常時に活躍するEV車両を使った給電デモンストレーションも実施される。
横須賀市長井海の手公園 ソレイユの丘（神奈川県横須賀市）のイベントでは、「ロープワーク」「水消火器体験」「放水体験」など、いざという時に使える“技”を体験できる無料プログラムを実施。楽しみながら防災について学ぶことができるイベントとなっている。3月13日開催。
他にも全国の様々な公園にて防災イベントを開催している。
■開催予定一覧（全公園）
・東京都
国営昭和記念公園 2/18～3/6
都立狭山公園 3/5～13
都立野山北・六道山公園 3/4～11
都立野川公園 3/5～13
都立武蔵野公園 3/5～13
都立武蔵国分寺公園 3/5～20
都立陵南公園 3/1～14
都立小宮公園 3/1～14
都立葛西海浜公園 3/1～15
西東京いこいの森公園 3/1～15
渋谷区立宮下公園 3/7～14
板橋区立熱帯環境植物館 3/1～13・千葉県
千葉県立幕張海浜公園 3/13
千葉県立北総花の丘公園 3/6
習志野市谷津干潟自然観察センター・埼玉県
埼玉県営和光樹林公園 3/1～31
埼玉県営彩の森入間公園 3/8～15
埼玉県営狭山稲荷山公園 3/1～15
東松山市東松山ぼたん園 3/13
狭山市立上奥富運動公園 3/20・神奈川県
神奈川県立おだわら諏訪の原公園 3/13
横須賀市長井海の手公園 ソレイユの丘 3/13
横須賀市くりはま花の国 3/12～19
小田原フラワーガーデン 3/5～6・静岡県
熱海市姫の沢公園 3/6・滋賀県
滋賀県立近江富士花緑公園 3/8～27
滋賀県営びわこ文化公園 3/13
草津市立水生植物公園みずの森 3/6・京都府
亀岡市亀岡運動公園 3/1～13
