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卵から大人になるまでの過程を表現、カエルシリーズのクッキー…クリマロ

カエルシリーズのクッキー
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450種以上のクッキーで生物多様性を表現する、いきものクッキー専門店kurimaro collectionは、ニホンアマガエルが卵から成体となる変態過程のセットやカラフルなカエルシリーズを、冬眠前の秋頃まで販売する。

田んぼに水を張る5月頃に産卵期となるカエル。害虫等を食べ稲の生育を助けることや、雨の前後に鳴く習性からも、農業との結びつきが強い生き物として日本人の暮らしに根付いてきた。しかし近年の都市化や圃場(ほじょう)整備等により、存続が危ぶまれる種も増えている。

両生類は水質悪化や大気汚染などに影響されやすく、特にカエル類を環境指標生物とする動きも定着しつつある。虫などを食べ、蛇や小動物などに食べられるカエルに、食物連鎖の中心に位置する重要な存在として着目した。

あらゆる生き物を主人公と捉える同店では、これまで微生物から海獣類まで、様々な種をクッキーにし、愛でる心の醸成や知的好奇心を刺激を促してきた。今回カエルに焦点を当てることで、豊かな生態系が保たれ、多様な生き物が生息する環境について考えるきっかけ創出を目指す。

今後は、梅雨時期限定で展開しているカビシリーズ「納豆菌クッキー」の新作に加えて、三重県で行われているしらす漁を視察した上で、ちりめんじゃこ関連のクッキーを展開予定。今後も生き物を愛する人たちの気持ちに寄り添い、クッキーをツールにその先の世界を拡げる工夫を施していくという。

種類は変態5段階セットやカラフルカエル、おたまじゃくしなど15種。価格は432円(税込)から。kurimaro店舗や公式サイト、一部伊勢夫婦岩めおと横丁(三重県伊勢市二見町江580)にて販売する。

《山本真美》

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