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ファームノート、牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」の新機能を試験提供

ファームノート、牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」の新機能を試験提供開始
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酪農・畜産向けIoTソリューションを提供するファームノートは、人工知能を活用した牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」の新機能として、肥育牛向け起立困難検知機能の試験提供を開始した。

肥育後期において、牛が横になった状態から起き上がれなくなることがあり、その起立困難な状態のまま放置すると肺が圧迫され、牛が窒息死をしてしまうことがある。肥育牛の起立困難による死亡事故は年間1、2%程度発生するといわれ、1頭あたりの損害額は約100万円にのぼることから、生産者にとっては大きな課題と認識されている。

また、国内畜産生産者の約15%を占める、肥育後期牛34万7500頭と約6800戸の生産者に起立困難事故のリスクがあり、その潜在的損失額は年間推定で46億円にもおよぶという。しかし、現状では事故を防ぐ方法として、牛舎の見回り等で対応している生産者も多く、肉体的にも精神的にも負担が大きいため、労働生産性を下げる要因となっている。

そこで、同社では、Farmnote Colorによる起立困難検知機能の試験提供を開始した。同機能は、Farmnote Colorが牛の行動データを収集し、そのデータを人工知能が牛の起立困難状態の判定、検知を行い、生産者のスマートフォンやタブレットにプッシュ通知で知らせるというもの。

現在同社では、利用希望の生産者を募集中。受付は、同社カスタマーサポートへの電話およびメールにて行っている。

《鈴木まゆこ》

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