大空出版は、12月3日に第1回日本写真絵本大賞で金賞を受賞した『うりぼうと母さん』を刊行。全国の書店、Amazonや楽天ブックスなどの書籍通販サイトにて販売開始した。
同作は、日本各地の野生動物を追う動物写真家の矢野誠人氏が、神戸・六甲山で出会ったイノシシ母子のありのままの姿を写真に収め、ストーリー化した写真絵本。
とても警戒心が強い野生動物は、人間の前でリラックスした様子を見せることはめったにないと言われている。しかし矢野氏が撮影したイノシシ母子の写真は、まるで撮影者がそこにいないかのように自然のままの姿を見せてる。
国内外から300以上の作品が集まった第1回日本写真絵本大賞で、最優秀賞である「金賞」を受賞した同作。“うりぼう”と母イノシシが生きる姿を野生のままに捉えた写真と、愛情あふれるストーリーが織りなす作品には高い評価が集まったという。
同作の監修を務めたイノシシ研究者の林良博氏(国立科学博物館長)も、「こんなに美しくて可愛いイノシシ母子の写真絵本は見たことがない」と絶賛。子供から大人まで、家族みんなで楽しめる素敵な写真絵本となっているとのこと。
なお、日本写真絵本大賞は第2回の開催も予定されており、2021年4月9日まで作品を募集している。