アクアワールド茨城県大洗水族館（茨城県東茨城郡）は、開館20周年記念事業の第1弾として、5月15日から、新しいイワシパフォーマンス「IWASHI LIFE（イワシ ライフ）」を公開する。
舞台となる「出会いの海の大水槽」は、総水量1300tを誇り、「茨城の海との出会い」をコンセプトとした同館の展示の目玉として、平成14年の開業以降、長きにわたり来館者に親しまれている。
開館20周年を迎える今年度、展示コンセプトの原点に立ち返り、茨城県が全国一の漁獲量を誇る「イワシ」にスポットライトを当てるという。同館では過去最多となる約1万5000匹の飼育に取り組み、出会いの海を力強く泳ぎ回るイワシの群れを主役として、光とBGMの躍動感溢れる演出を加えた新たなパフォーマンスを披露する。
自然界の過酷な環境をイワシたちが日々たくましく生き抜く姿を、同館の水槽展示を通して身近に感じ、生命の尊さを感じてもらうというコンセプトのもと「IWASHI LIFE（イワシ ライフ）」と命名したのだそう。
「IWASHI LIFE」では、普段の展示では見ることができないような、自然界でのイワシ本来の力強い動き、水中での「生命の躍動感」を最大限に表現できるような照明およびBGM演出が施され、海中でイワシたちが生活する「日常＝LIFE」をじっくりと堪能することができる。
イワシは魚へんに「弱」と書くように、海の生態系の中では被食者の立場であり、海中では群れをつくって敵（捕食者）を避けながら生活している。一方で、水槽で展示するイワシたちにエサを与えると、水面で波しぶきを上げながら一斉に激しく泳ぎ回る光景を目にすることができる。
同パフォーマンスでは、弱者と思われがちなイワシたちが、幻想的な照明に照らされながら水槽全体を力強く躍動する、普段とは違った「強い」姿を観ることができるとのこと。
茨城県沖は、親潮と黒潮が交わる「潮目」と呼ばれる海域であり、プランクトンが豊富であるため多くのイワシが生息する豊かな漁場。茨城県はマイワシの漁獲量日本一を誇り、太平洋一面に豊かな漁場が広がる。水量1300tを誇る「出会いの海の大水槽」は茨城県沖の潮目を表現しており、イワシの実際の暮らしを観ることができる。
■イベント概要
・開催期間：5月15日～
・開催時間：1回目：10時～、2回目：12時～、3回目：14時～
（開催時間は日によって異なる場合あり。詳細は同館HPにて確認。）
・開催場所：2階「出会いの海の大水槽」
※5月12日追記※ 同館は5月10日に本イベントの開催延期を発表した。新型コロナウイルスの感染症拡大防止のため、来場者をはじめとした関係各位の安全・安心の確保を最優先に考慮した結果とのこと。具体的な開催日については、決まり次第HPにて発表するとしている。
