動物のリアルを伝えるWebメディア

環境省釧路湿原野生生物保護センターがリニューアルオープン…8月10日

環境省釧路湿原野生生物保護センターがリニューアルオープン
  • 環境省釧路湿原野生生物保護センターがリニューアルオープン
  • 環境省釧路湿原野生生物保護センターがリニューアルオープン
  • 環境省釧路湿原野生生物保護センターがリニューアルオープン

環境省釧路湿原野生生物保護センター(北海道釧路市)は、8月10日、展示施設の刷新と新たな飼育施設を整備し、リニューアルオープンすると発表した。

6つの国立公園をはじめとした自然豊かな北海道には、大型の希少鳥類が生息している。同センターでは、人為的な事故に遭遇し怪我をした希少鳥類の自然復帰に向け、保護、治療、リハビリ、放鳥を行っている。

今回のリニューアルでは、同センターの保護活動や自然復帰への取り組みなど、主に保護をしているシマフクロウ、タンチョウ、オジロワシ、オオワシの生活を垣間見ることができる大型パネルやジオラマ、映像を新設。実際の夜の森を疑似体験できる新コーナーなど、楽しみながら学ぶことができる。

また、展示室に隣接する展示ケージでは、怪我により野生復帰ができなくなってしまったオジロワシ、オオワシを専門の保護スタッフ同伴の上、間近で観察できるようになる。人間と野生動物との間で生じている問題について、解説付きの有料のガイドツアーも実施予定だという。

さらに、傷病個体の入院ケージ、リハビリケージなど治療施設を拡充し、また、鳥インフルエンザなどの感染症にも対応できる施設に再整備したほか、老朽化したセンター本館の外壁の修繕、敷地内道路や駐車場の再整備も行われた。外壁は周囲の自然に調和する既存のデザインを活かしつつ、来館者が安全に利用できるよう改修されたとのこと。

《鈴木まゆこ》

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top