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うみがたり、開館4周年イベントを開催…主役はマゼランペンギン 6月25日から

上越市立水族博物館うみがたり
  • 上越市立水族博物館うみがたり
  • マゼランペンギンのヒナ
  • 巣箱内のマゼランペンギン
  • マゼランペンギン相関図
  • 1DAYイベント「うみがたり4周年前夜祭」
  • コーヒーフロート
  • マゼランペンギンクラフトフェスタ上越2022
  • サンドアート(画像は昨年の作品)

上越市立水族博物館 うみがたり(新潟県上越市)は、6月26日で開館4周年を迎える。6月25日からは、国内最多の飼育羽数を誇り、シンボル的存在であるマゼランペンギンの魅力を詰め込んだ同館ならではのイベントを開催する。

現在すくすくと成長中のマゼランペンギンのヒナをフィーチャーし、ヒナの姿や育雛(いくすう)について飼育スタッフが特別レクチャー。ヒナの公開体重測定も行う。今年生まれたヒナの数や、一番大きいヒナの大きさのほか、巣穴で過ごす様子などこの時期ならではの話も届ける。期間は6月26日、7月2日、7月3日、7月9日、7月10日。13時からの約10分間で、場所は2階マゼランペンギンミュージアムにて。

来館者全員が参加できる館内スタンプラリー企画「ペンギンスタンプラリー」も実施。館内4か所にオリジナルスタンプを設置する。スタンプ設置場所にはマゼランペンギンの豆知識を掲出し、館内を巡りながらマゼランペンギンについてより深く学ぶことができる。 スタンプを全て集めた人には、オリジナルステッカーがプレゼントされる。期間は6月25日から8月28日。

同館には、マゼランペンギン120羽以上の関係性を記載した巨大な相関図がある。上越市でペンギン飼育をスタートした時からいるご長寿ペンギンから、ニューフェイスまで複雑な関係性が読み取れるのも、飼育数が日本一である同館ならではのこと。この巨大な相関図を令和4年バージョンにリニューアル。昨年誕生したなかまたち「ケンペンズ」や新たな関係性を加え、ビッグファミリーや新生カップルなど、相関図を通して同館のマゼランペンギンの今が見えてくるという。期間は6月25日から。場所は2階マゼランペンギンミュージアムにて。

繁殖シーズンを迎えたマゼランペンギンは、巣を決めた後、子育て環境を整えるためにそれぞれ巣材を集めて快適な空間を作りあげ、巣内で産卵や抱卵のほか、ふ化や育雛を行う。今回は巣箱に高感度カメラを設置し、巣箱で過ごす様子をリアルタイムで観察することができる。オスメス交互にヒナを温めたり、エサを与えたりという子育てをする様子のほか、昼寝の様子など様々な暮らしが楽しめる。ペンギンたちがお出かけ中で空になった巣箱は貴重かもしれないとのこと。 場所は2階マゼランペンギンミュージアムにて。

開館4周年に合わせて、スペシャルドリンクを販売する。気温もどんどん上がってきたこの季節にぴったりの、雪室コーヒーゼリーを使用したコーヒーフロート。地元上越の三和牛乳を使用したミルクジェラートにはペンギンの足跡マークがペタペタと付いている。ほろ苦いコーヒーゼリーとジェラートの優しい甘さがくつろぎタイムを引き立てる。販売期間は6月26日から。場所は1階レストランテ ロス クエントス デルマールで、価格は600円。

さらに、全国からマゼランペンギンファンが集う、「マゼランペンギンクラフトフェスタ上越」を3年ぶりに実施。今年は同館4周年に合わせた6月25日、26日の2日間で開催し、県内外の約60組のクラフト作家によるマゼランペンギンにちなんだアクセサリーのほか、イラスト、陶器、ぬいぐるみといった雑貨の販売やワークショップなど体験型の店舗も出店する。期間は6月25日・26日で、時間は10時から16時。場所は海浜公園(上越市西本町4-17-5)。(雨天時は屋台会館にて)

新たに年間パスポートおともだち割引がスタート。窓口で年間パスポートを提示すると、年間パスポートを持っていない同伴者も割引料金で購入できる。販売は6月25日から。また、年間パスポート所持者へ感謝の気持ちを込めて、1DAYイベント「うみがたり4周年前夜祭」を行う。4周年の前日夜に前夜祭として、「舞鰯シャイニリュージョン前夜祭ver.」や「ドルフィンパフォーマンス前夜祭ver.」のほか、「ヒナのおはなし」を先行公開。日時は6月25日18時から20時。入館には年間パスポートが必要となる。

4周年の感謝の気持ちを込めたサンドアートも同館エントランス前に設置。直江津の海岸で採取した砂を固めながら海の生きものを造形したもので、昨年に引き続き砂像彫刻家である保坂俊彦氏が創作する。サンドアートは、同館からインスピレーションを受けて創作する完全オリジナル作品で、360度どこから見ても楽しめる。やがて普通の砂に戻るというその儚さが、生きものの持つ美しさをいっそう引き立てるという。期間は6月25日から8月28日まで。

《山本真美》

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