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仙台うみの杜水族館、ケープペンギンの新施設をオープン…7月15日

ケープペンギンの新施設「うみの杜ビーチ –PENGUIN LIFE-」
  • ケープペンギンの新施設「うみの杜ビーチ –PENGUIN LIFE-」
  • ペンギンフィーディングタイム
  • ケープペンギンの新施設「うみの杜ビーチ –PENGUIN LIFE-」
  • 海コーナー(イメージ)
  • 砂浜コーナー(イメージ)
  • 営巣コーナー(イメージ)
  • ケープペンギンの新施設「うみの杜ビーチ –PENGUIN LIFE-」
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仙台うみの杜水族館(宮城県仙台市)は、ケープペンギンの新施設「うみの杜ビーチ –PENGUIN LIFE-」を、7月15日にオープンする。

ケープペンギンは、つぶらな瞳やぽってりとした丸い体型など、可愛らしい見た目や愛くるしいしぐさが特徴で、家族ごとに巣で暮らし、夫婦で協力して子育てをするなど人との共通点も多くあり、「つながり」を感じやすい存在。同館では、個性豊かな9羽のケープペンギンたちが暮らしている。

同施設は、ケープペンギンの生息環境を再現し、「海コーナー」「砂浜コーナー」「営巣コーナー」で構成。ペンギンたちの暮らしやすい環境づくりと、ペンギンたちをより身近に感じられる展示を目指し、コーナーごとに異なる演出で本来の魅力を最大限に引き出す。

海コーナーは、ボルダーズビーチの美しく広々とした海をイメージし、ペンギンたちが活発に泳げる環境を整えた。手動の造波装置を設置し、持ち手を動かすだけでプールに波を作る体験ができるこれまでは見ることのできなかった、波に揺られて遊ぶペンギンたちの姿を楽しめる。

​砂浜コーナーでは、砂を掘って遊ぶなど、ペンギンたちの多様な行動の発現を促し、生活の質を向上させていく。さまざまな形に変化する砂を使用することで、飼育下の鳥類が罹患しやすいとされる足の皮膚の炎症、趾瘤症(しりゅうしょう)の緩和も期待されるという。

​営巣コーナーでは、擬岩の位置や日当たりなど、隅々までこだわり、ペンギンたちの暮らしやすい環境を追求。ペンギンたちの巣作りや子育ての様子を観察でき、ひながだんだん大きくなっていく成長の様子やペンギン同士の関係の変化など、ペンギンたちと家族になったような気持ちで見守ることができる。

また、2種類のオプションプログラムも登場。「ペンギンライフツアー」は、飼育員が展示場内やバックヤードを案内するガイドツアー型の体験プログラム。ケープペンギンの生態や暮らしについて楽しく学ぶことで、ペンギンたちとの「つながり」を体感できる。ペンギンと一緒に記念撮影も可能。料金は1000円で、時間は30分程度。定員は1回につき10人となっている。

「ペンギンフィーディングタイム」は、海コーナーでペンギンたちにごはん(イカナゴ)をあげられるプログラム。ふだんはのんびりとした動きが多いペンギンたちだが、ごはんの時間はとても活発な姿を楽しめる。 料金は1杯300円(すべて税込)で所要時間は約5分。

新施設に隣接するフードコート「wakuwaku ocean」も、ペンギンたちの可愛らしい姿を見ながら食事ができる空間へとリニューアル。新施設のオープンに合わせ、新たなフードメニューも登場。ずんだを使用した宮城ならではの味を楽しめるメニューや、ペンギンモチーフのデザートなどを用意する。

1階のミュージアムショップ「umimori shop」では、オリジナルペンギングッズを販売。同館の末っ子ケープペンギン「ふゆ」をモデルに、細部までこだわった「ケープペンギン“ふゆ”のぬいぐるみ」、必ずぬいぐるみが当たる人気くじのオリジナルバージョン「ハッピーペンギンくじ」が登場する。

水族館のエントランス横には、コスタコーヒーを楽しめるテイクアウトコーナー「UMIMORI Café」もオープン。水族館でたくさん遊んだ後のブレイクタイムにぴったりだという。

《山本真美》

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