千葉県の幕張メッセで開催された「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2021」(DIYショー)には、ペット関連業界からもおよそ30社が参加した。歯磨きや歯ブラシを中心に、ボディシャンプーや洗剤などでも知られるライオンは「ライオンペット」製品の展示を行った。
コミュニケーションを図るボディケア
今年発売された「ネコペロブラシ」は、猫の被毛ケアのために開発されたユニークな商品だ。ライオンは、「オーナーとペットの絆を深める新コミュニケーションをご提案」するとしている。ペットの目線で考えたという「ごきげんケア」シリーズのこのブラシは、ブラッシングというよりもグルーミング用のコミュニケーションツールとして開発されたという。
グルーミングの気持ちよさと手軽なクリーニング
ブラシ面は猫の舌をモデルにした構造になっており、独特の突起が植えられている。持ち手側は人間の手にすっぽりとおさまる形状のため、飼い主は撫でるようにブラッシングすることができる。抜け毛をかき取るだけでなく、仲間の猫に舐めてもらっているような気持ちよさが与えられ、ボディケアを楽しく習慣化できるメリットがあるという。
このブラシに、同じごきげんケアシリーズの「お手入れウォーター」を使用することで、汚れや臭いをしっかり落とすこともできる。この製品は液だれしにくい泡タイプで、拭きとりも不要なため毎日のケアが手軽にできるだろう。
嫌がる顔周りのお手入れを簡単に
もう1つの新製品は「お顔すっきり指なでシート」。汚れを拭き取るためのウェットシートだが、指にはめて使うため顔周りのお手入れが簡単に優しくできる。猫も犬も、目の周りは目ヤニで汚れることが多い。小型犬の場合、涙が多く「涙やけ」やマズル近くの被毛汚れに悩む飼い主は多いだろう。たれ耳の犬では、耳の入り口周辺に汚れが溜まる場合もある。
デリケートな場所なため、ケアを嫌がる犬や猫は少なくないだろう。このシートは、指で撫でることでお手入れができる。舐めても無害なウェット成分と目の細かいメッシュ構造で、簡単に細部の汚れが落とせるように配慮されている。
豊富なラインナップのオーラルケア製品
歯磨きシートや歯磨きガムなど、オーラルケア用の製品が充実しているのはライオンならではだろう。ガムは食いつきの良いように鶏ささみをベースにし、牛皮のチップを混ぜることで汚れ落としの効果を高めたとしている。保存料、着色料、酸化防止剤と香料を全く使用しない無添加の製品や低脂肪のもの、野菜を練り込んだものなどラインナップも豊富だ。飼い主のニーズや愛犬の好みに合わせ、幅広い選択肢が用意されている。