誠文堂新光社は、シマリス飼育のノウハウが詰まった『シマリス完全飼育』刊行した。
長いしっぽと背中の5本の縞が特徴的なシマリスは、可愛らしい見た目や、両手で器用に食べ物をもって食べる姿、頬袋に食べ物をたくさん詰め込んだ様子など、様々な仕草で私たちを楽しませてくれる存在。このシマリスをペットとして家庭に迎えるには、その野性味あふれる暮らしぶりを理解することが必須だ。
同書では、そんなシマリスを飼育するにあたって知っておきたいものや心の準備について解説している。中でも野性的なところはシマリスの魅力でもある一方、飼育する上で難しい部分でもあり、おおらかな心で迎えることが何より大切だという。
飼育用品や食事、日々の世話や接し方といった基本的な飼育管理方法についても、動物をストレスなく飼育するという環境エンリッチメントの観点から、シマリスが毎日退屈せず楽しく過ごせる方法を織り交ぜつつ、詳しく紹介している一冊。
また、チャプター8「シマリスの健康管理と病気」は、小動物、鳥などの病気に日々向き合う獣医師の三輪恭嗣氏が監修した。
ほかにも、実際にシマリスを飼育している飼い主の、住まいや食事の工夫、コミュニケーションの工夫や、家庭内で起きた「ヒヤリハット(事故にはつながらなかったけれども危なかったこと)」を掲載。飼い主が事例を共有することで、シマリスを飼育上のトラブルから守る助けや飼育のノウハウとしても、参考になるとしている。