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世界トラ倍増計画に関するオンラインプログラムを開催…7月・8月

「WILDLIFE ACTION3」(ワイルドライフ・アクション3)
  • 「WILDLIFE ACTION3」(ワイルドライフ・アクション3)
  • 自然保護先進国ブータンでは、このように年齢の違うトラたちが健全に暮らせる生態系が残されている
  • 「WILDLIFE ACTION3」(ワイルドライフ・アクション3)
  • 岡安直比氏(認定NPO法人UAPACAA(ウアパカ)国際保全パートナーズ 代表理事)
  • ナグドゥレル・ラモ氏(WWFブータン/森林と野生動物プログラム・ダイレクター)
  • トラフェス2022

教育系スタートアップのタイガーモブは、7月15日・7月29日・8月4日・8月18日にオンライン形式で「WILDLIFE ACTION3」(ワイルドライフ・アクション3)をWWF(世界自然保護基金)ブータン、認定NPO法人UAPACAA国際保全パートナーズと共同開催する。

2010年の寅年にロシアで開催された世界トラ保護会議トラサミットにおいて、トラが生息している国々は「トラ倍増計画(TX2)」に合意した。この計画では「次の寅年(2022年)までに、野生のトラの個体数を約2倍にする 」という目標が掲げられており、3200頭まで減ってしまったトラを約6000頭に増やす計画だった。2022年になった今、インドやネパール、ブータンなどでは目標を達し個体数が増加傾向にあるが、東南アジアでは今も減少が続いている。

ワイルドライフ・アクション3では、ゴリラ孤児院長やWWF (世界自然保護基金)ジャパン の自然保護室長などを経て、今も野生動物保護に関わるUAPACAA国際保全パートナーズ代表理事の岡安直比氏が、WWFブータンの協力も得て監修の下、「世界トラ倍増計画」の現状について理解を深める。野生のトラ保護の最前線では何が起こっているのか。フィールド調査で撮影された映像を見ながら臨場感溢れる話を展開する。

最終日には、岡安氏やWWFブータン・スタッフなど、野生動物保護や自然保護に日々取り組むゲストを交えてディスカッションを行う。トラたちを守るため、現地の人々と共にできること、日本からでもできることを、一緒に考える機会になるという。

また、22年寅年をきっかけに、現状をより多くの方へ伝え、トラをはじめ、野生動物保護や環境保全に少しでも関心をもつ人を増やし、共により良い未来を作る仲間を増やしたいという思いで、12月31日まで「行くぜ、トラフェス!2022」を企画している。「自然との共生」を主テーマに、世界中の様々な団体と共に「環境保全」、「野生動物保護」、「自分らしさの追求」の3つの軸で年間を通して毎月オンラインでイベントやプログラムを開催。期間中、特設サイトにてグッズや年間パスを販売し、経費を除いた利益の全額を環境保全団体や野生動物保護団体へ寄付する。

■「WILDLIFE ACTION3」概要
開催日:7月15日、7月29日、8月4日、8月18日
開催時間:各回 日本時間19時30分~21時30分
開催場所:​​オンライン
※開催にあたってはオンライン会議ツールのZoomを利用。スマートフォン、タブレットなどでの参加も可能だがPCのWebブラウザからの参加を推奨している。
※各回録画を行う。振り返りややむを得ず欠席の場合に利用できる。
参加費:社会人2万9800円、学生1万9800円(税込)
※先着20名にブータン野生動物切手シート進呈
※最少催行人数:10名
※定員:上限なし
※参加費用から運営費を除いた額の10%を、UAPACAAを通じてWWFブータンのトラ保護活動に寄附する。現場の活動資金などに活用される。
対象者:年齢制限なし
申し込み締め切り日:7月12日23時59分
参加方法:タイガーモブ ウェブサイトより申し込み

《山本真美》

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