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【柴犬ハルの気になるクルマ】新型 ホンダ フィット は穏やかな乗り心地で、五感が鋭い犬でもストレスなし

ホンダ フィット × ハル
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新型 ホンダ『フィット』のエクステリアデザインは“親しみが湧いて安心感もある柴犬のような心地いい存在”がコンセプトだそう。

これはもうご指名に預かったも同然!? そこで自動車評論犬(!)のキャリア5年の我が家のハル(5歳・オス)を試乗に連れ出し、実際の使い勝手を試してみた。

自家用車のときより「いいんじゃない?」の顔

結論からいうと、とてもいい具合だった。大前提なのは『フィット』の乗り味が快適ということ。試乗車は2モーターの新しいハイブリッドシステムを搭載した“e:HEV”というモデルだったが、とにかく運転がしやすく、ロジカルなハイブリッド車ながら、加減速もスムースで乗っていて不快感がない。

また音、振動のレベルも低く、乗り心地もコトバで表現すると“穏やか”なので、五感が鋭い犬でもストレスなく乗っていられる。今回、我が家のハルも新型『フィット』は初めての試乗だったが、自家用車(2気筒のフィアット『500』)に乗っている時より遥かに快適そうに「いいんじゃない?」の顔をしていた。

犬を乗せるときも便利な機能が各所に

我が家ではハルをクルマに乗せる際、買い物や動物病院など近距離ではハーネスをつけさせシートの上に(基本は後席)、長距離ではクレートを載せ、その中にいさせるようにしている。写真はその状態を撮ったものだが、ハーネス(ボルボ純正品)は背中をシートベルトに締結、シートの上にはボア製のマット(CLOUD 7 for TUMI、表地はアンスラサイト)を敷いている。

試乗車“HOME”のシート表皮はプライムスムース×ナチュラルテキスタイルと呼ぶ適度な摩擦感のあるもので、上に載せたマットも滑りにくく、シート座面の前後長も最大で48cm(実測値)とコンパクトカーながらゆったりとしたサイズなので、足元を“埋める”手段を講じずにも、こうした使用方法に好都合だ。

一方のクレートは、もう10数年前に購入した、おそらく現在は廃番であるはずのコールマンの伸縮式のもの。写真は後席6:4分割可倒の“6”のほうにクレートを載せているが(撮影のため“本人”は顔を出した状態です)、倒したシート背もたれの横幅(実測値:575mm)がピッタリだった。さらにフィットの場合は“ダイブダウン”と呼ぶ、沈み込みながら畳む方式のため、不安定な高さにならず、写真に示したとおり、倒した状態の背もたれは水平ではないが角度は浅く、安定してクレートが収められた(実際の走行時にはクレートを固定する方法をとることも必要)。

それともうひとつ便利なのが、ラゲッジスペースの床下収納。e:HEV車のスペースは、実測値で深さ220mm、奥行き225mm、幅は最大で480mmほど。底に向かって僅かだけテーパー状ながら見た目よりもずっと実用的で、写真のように普段のハルの散歩バッグ、リードなど一式がスッポリと収められた。

フロアマットの構造は気になる

ところで試乗車の返却時に洗車をしながら気付いた点をひとつ。それはフロアマット(ディーラーオプション)で、毛足がタップリとした厚手でとても上質なのだが、前席側はフロア形状に合わせて、丁寧に床面と“縦”の立ち上げ面を別々にした2ピース構造。2枚はホックで留める仕組みなのだが、ホックの取り扱いがやや手間に感じた。

見れば床面1枚だけの使用も可能なので、僕がもしオーナーだったら割り切ってそうする。犬をクルマに乗せると室内が抜け毛だらけになるのはペットのオーナーならよくおわかりだと思うが、要はそうすればよいという話ではある。

とはいえ、新型『フィット』のそのままでサッと使える機能性、実用性の高さは迷わず「いいね!」が押せる。まさしくペットのいるファミリーに“フィット”するクルマ、である。

ホンダ フィット 新型

島崎七生人|AJAJ会員/日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員/モータージャーナリスト
編集制作会社にて雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとなり現在に。メインはクルマだが、オーディオ(機器と音楽、カーオーディオも)、カメラ、バッグ、文房具、時計など、身のまわりの好きなコト、モノへのこだわりは強い。レスポンスでは試乗記のほか、所蔵の資料を発掘しながらの「懐かしのカーカタログ」を担当。本連載に登場のハルは愛犬だが、同じ柴犬だった先代の意思を受け継ぎ(!?)、2代目モータージャーナリスト犬に。

《島崎七生人》

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