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イギリスのドッグイベント「Goodwoof」、オンラインで開催…ドッグスポーツの魅力を紹介

「バーチャル・グッド・ウフ」ではアジリティコンテストを実施
  • 「バーチャル・グッド・ウフ」ではアジリティコンテストを実施
  • 「カニクロス」は犬飼い主によるクロスカントリー
  • イギリスでは、英国フライボール協会も設立
  • 並行する2レーンでタイムを競う
  • 「ゲート」(ハードル)を全て越えなければやり直し
  • アジリティ
  • Goodwood犬舎で誕生した子犬たちのライブ映像も観られる
  • Goodwoof

新型コロナウイルスの影響は動物の分野にも及んでおり、グッズ展示会や譲渡会などペット関連のイベントも中止や延期を余儀なくされている。状況は、海外でも同様らしい。

オンラインで行われた「バーチャル・グッドウフ」

イギリスで5月24~25日に初開催が予定されていた愛犬家向けの大規模イベント「Goodwoof(グッドウフ)」も、来年に延期決まった。しかし、コンテンツの一部が、オンライン上の「バーチャル・グッドウフ」として行われた。

自動車文化の聖地「Goodwood」

熱心なクルマ愛好家は、「Goodwood(グッドウッド)」という名前を聞いたことがあるだろう。毎年、春にはレーシングカーの祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」が、秋にはクラシックカーが集結する「グッドウッド・リバイバル」が行われる自動車文化の聖地といえる町だ。

英国侯爵のリッチモンド家が自宅の敷地を開放して行われ、往年のF1(フォーミュラ1)世界チャンピオンやセレブリティも参加するヨーロッパで最も格調高い自動車関連イベント開催地の一つである。

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード

「Goodwood」で初開催の愛犬家イベント

そのグッドウッドで今年初めて開催されることになっていた「グッドウフ*」は、犬に関連した展示、デモンストレーションから一般参加のプログラムまで、様々な催しが予定されていた。

世界中の著名建築家および学生が新しいコンセプトで製作した犬舎の展示・チャリティー販売や、今年のテーマ犬種「スパニエル」によるパレード、「最も絆の強い飼い主と愛犬」のペアや「Miss ミックス犬」、「Mrミックス犬」を選ぶコンテスト、愛犬と一緒にポップコーンを食べながら映画を楽しむ野外シネマなど、ユニークな企画は来年のお楽しみとなった。(*「woof(ウフ)」は、犬の声を英語で表現する時に使われる表現)

Goodwoof

オンライン開催の「バーチャル・グッドウフ」

バーチャル・グッドウフでは、動物行動学の専門家と獣医師による「痛みと犬の行動」に関するセミナーや、子犬を健康に育てるための講座などにインスタグラムやフェイスブックを通して参加でき、ライブ配信中は文字による「チャット」で質問を送ることもできた。また、「カニ・クロス(CaniCross)」と「フライボール(Flyball)」という競技のデモンストレーションをライブで観ることもできた。

犬と楽しむ新しい競技:カニ・クロスとフライボール

どちらも日本ではあまり馴染みがない競技だが、カニ・クロスは英語の「Cani=犬(の)」と「Cross Country(クロスカントリー)」を合わせた造語で、リードで繋がれた犬と飼い主がペアで野山を走りタイムを競う。

フライボールは2つのレーンに分かれて2チームが対決する犬のリレー競技。4つのハードルを飛んだ先にあるプレートにタッチしてテニスボールを咥え、また4つのハードルを越えてゴールすると次の犬がスタートする。

それを4頭のリレーで行い、速かったチームが勝ちあがるというものだ。スタートのコントロールとプレートにボールをセットする仕事を人間が行い、このタイミングも勝敗に大きく影響する様だ。

「カニクロス」は犬飼い主によるクロスカントリー

王道の「アジリティ」コンテストもオンライン参加が可能

いずれの競技も犬と飼い主が楽しく遊ぶことを目的とした新しいスポーツだが、王道とも言えるアジリティ企画もバーチャルで行われている。もともとは会場で参加型のコンテストが予定されていたが、バーチャル・グッドウフでは動画での参加によるコンペティションに切り替えられた。

ジャンプとスラロームにもう1つ任意のアクションを加えて自由にコースを作り、その様子を撮影した動画を投稿すると優秀者には来年のチケットが贈られるそうだ。#PawSitStayAtHomeをつけて、フェイスブックの @goodwoofdogs をタグ付けすることで参加できる。

アジリティ

日本では緊急事態宣言が解除され、徐々に愛犬とのアウトドアレジャーもできるようになりそうだ。その前に、こうした犬と楽しむスポーツについてインターネットなどで調べておくと、いつもよりもっと楽しく愛犬との時間を過ごすことができるのではないだろうか。

《石川徹》

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