日経ナショナル ジオグラフィックは、『PHOTO ARK 消えゆく動物 絶滅から動物を守る撮影プロジェクト』を9月23日に刊行した。
同書は、『PHOTO ARK 動物の箱舟』『PHOTO ARK 鳥の箱舟』に続く、フォト・アークシリーズ第3弾となる写真集。
「フォト・アーク」は、「存在すら知らない相手を守ることはできない」と考えた著者のジョエル・サートレイが中心となって立ち上げた、絶滅から動物を守る撮影プロジェクトで、世界の動物園・保護施設で飼育されている約1万5000種の動物を25年の歳月をかけ、全て写真で記録するという壮大なもの。現在は、1万種まで撮影を終えている。
同書では、300点の美しい写真によって、290種の絶滅危機にある動物を紹介。国際自然保護連合（IUCN）のレッドリストによる分類や、撮影場所のデータも掲載されており、写されている動物たちの生き生きとした姿に対し、そこに添えられた個体数の少なさに呆然とするかもしれないという。
同社は、まだ間に合う動物も多くおり、売り上げから1冊につき50円を同プロジェクトに寄付するとしている。さらに、初回限定版にはポストカードが2枚付いているため、もし同プロジェクトに共感して貰えるなら、このカードを送り、フォト・アーク・プロジェクトのことを広げて欲しいと述べている。
