動物のリアルを伝えるWebメディア

保護猫とのマッチングを図るコンパクト賃貸併⽤住宅「ねこネクト」誕生…フロンティアハウス

アパルトレジデンスより、“猫付き”バージョン「ねこネクト」誕生
  • アパルトレジデンスより、“猫付き”バージョン「ねこネクト」誕生
  • アパルトレジデンスより、“猫付き”バージョン「ねこネクト」誕生

フロンティアハウスは、東京キャットガーディアン(TCG)と、1⽉15⽇より業務提携を開始。同社の手掛けるコンパクト賃貸併⽤住宅、アパルトレジデンスに「⼈も猫も住みやすい環境づくり」というコンセプトを付与した「ねこネクト」が誕⽣した。

賃貸併⽤住宅とは、1つの建物に⾃宅と賃貸住宅が共存している不動産のことを指し、同社では、コンパクト賃貸併⽤住宅「アパルトレジデンス」の開発を⾏っている。「アパルトレジデンス」は、マイホームでありながら、収益を⽣むことが出来る商品だ。

「ねこネクト」は、昨今のワンルーム投資の活況によって、新築単⾝者⽤の賃貸住宅が供給過多のため、賃貸部分の差別化は投資家にとって重要なポイントであること。コロナ禍を経て在宅時間が⻑くなった影響で、ペットの飼育へ意欲的な状況が続き、飼育されているペットの数が増えているが、ペットが飼える賃貸住宅は、全体の10%にとどまり、飼いたくても飼えないこと。また、多くのペット可物件は、通常の賃貸を“ペット可”、に条件緩和したものを指し、ペットと暮らすことを前提に設計された、“ペット共⽣物件”の供給数がすくないことなど、を解決する目的で企画されたという。

単⾝向け共同住宅の開発を手掛ける同社は、コロナ禍でより⾼まった「単⾝者の猫ニーズ」と、「猫の保護」に着⽬。これまでにない好⽴地かつ、新築の猫共⽣物件で、他社の賃貸住宅と差別化を図り、より収益性の⾼い投資商品を⽬指すという。ただ猫を飼える賃貸ではなく、猫が滑りづらく、⽖で傷つきにくいフローリングや、匂いに配慮した猫トイレ⽤スペースの確保など、「⼈も猫も住みやすい環境づくり」を実現している。

また同物件は、⾏き場のない猫たちの居場所確保も担っている。商品名の由来である「猫と⼈をつなぎ(=コネクト)、両者にとって幸せな暮らしを追求した住まいを!」というビジョンのもと、TCGとタッグを組み、保護猫救済の⽀援を⾏う。

保護猫システムは、賃貸⼊居時にTCGの猫を引き取り、猫との共同⽣活をスタートさせる。最初から猫が居るのではなく、⼊居後、TCGでの⾯接をクリアした人が、相性の合う成猫を“預かりボランティア”として迎え⼊れる形となっている。(里親になるためには、様々な条件があるとのこと。)

「ねこネクト」は、“猫との⽣活を夢⾒る⼊居者”、“他物件との差別化を図れる⼤家”、“成猫の保護場所を作ってたくさん救いたい保護団体”の三者の希望を叶えられる商品だとしている。

《鈴木まゆこ》

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top