神戸どうぶつ王国(兵庫県神戸市)で、新エリア「ハシビロコウ生態園 Big bill(ビッグビル)」が完成。4月23日より公開する。
アフリカの湿地帯に生息するハシビロコウは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧II類(絶滅寸前)に分類されており、日本国内では7園13羽しか飼育されていない。
希少種を絶やさず増やしていく「種の保存」も動物園の大切な役割であり、「Big bill」では、ハシビロコウの生息環境であるアフリカの湿地を再現し、飼育下で世界で2例しかないアジア地域初の繁殖に挑戦するとしている。
なお、同展示場はクラウドファンディング「花と動物と人との懸け橋プロジェクト」への支援により実現したものとのことで、同園は感謝の言葉を述べている。
新エリア公開当日は、13時よりInstagramでライブ配信も決定。また、神戸どうぶつ王国公式SNSでは、4月16日からオープン当日まで毎日、「Big bill」の情報を発信するとしている。