タカラベルモントは、天王寺動物園（大阪市天王寺区）と共同で、7月21日に、「“毛のヒミツ”が教えてくれる ホッキョクグマはなぜ北極に住める？」と題した無料セミナーを、園内TENNOJI ZOO MUSEUM だいしんワクワクホール小で初開催する。
同セミナーは、未来を担う子どもたちに、寒さに適応したホッキョクグマの「毛」の秘密を知ってもらい、身近にある「毛」をきっかけに、近い将来、北極の氷とともに絶滅の危険性が指摘されているホッキョクグマや、取り巻く環境問題について考えてもらうことを目的に実施する。
時間は45分間で、主に3つの内容で構成する。1つ目は、これまでの研究成果や天王寺動物園のホッキョクグマ イッちゃん・ホウちゃん親子の毛の「秘密」について同社研究員より紹介。2つ目は、生育成功確率20%未満と言われるホッキョクグマの妊娠・出産秘話を同園動物飼育専門員・油家謙二（あぶらや けんじ）氏が、3つ目は地球温暖化がもたらすホッキョクグマの「いま」について獣医師の図師尚子（づし なおこ）氏が話す。
また、参加者全員に天王寺動物園限定ホッキョクグマ缶バッジをプレゼントするほか、希望者には、親子の髪の輪切り写真を用いた「毛髪記念撮影写真」（申込時先着各回5家族）と同社研究員によるヘアケアアドバイスをメールにて送る。そのほか、本物のホッキョクグマの毛の展示やライオンのヒゲの顕微鏡体験ができるコーナーも設置。今年の夏休みの自由研究にも役立つという。
同社は、2020年より「動物の毛」について天王寺動物園と共同研究を行っている。ホッキョクグマ繁殖実績を持つ天王寺動物園のゴーゴ（オス）＆イッちゃん（メス）（※2022年現在、ゴーゴは、よこはま動物園ズーラシアへ貸し出し中）の毛の芯部は空洞で、北極圏を生きていく上で重要な役割である保温に役立っていることに着目。毛の全体を観察するための技術開発の必要性から、これまで難しいとされてきた毛髪縦切り技術を、世界で初めて開発した。また、その技術により、人間の毛髪の芯部メデュラの構造を世界で初めて解明するなど、動物の毛の研究を通じて、ヘアケア技術にいかしているという。同社では、本セミナーをはじめとした、地球環境を守り、人間と動物が共に生きる世界の実現に向けた取り組みを進めていくとしている。
■「“毛のヒミツ”が教えてくれる ホッキョクグマはなぜ北極に住める？」概要
日程：7月21日
時間：11時～、14時～、各回45分（所要時間1時間）
場所：天王寺動物園内 TENNOJI ZOO MUSEUM だいしんワクワクホール小（大阪市天王寺区茶臼山町1-108 ）
参加人数：各回60名
対象：小中学生を含む家族対象(最大4人まで)
講師：荒井佑香氏（タカラベルモント 化粧品研究開発部）、油家謙二氏（天王寺動物園 動物飼育専門員）、図師尚子氏（天王寺動物園 獣医師）
参加費：無料
※但し、入園料は別途必要（大人：500円、小・中学生：200円、未就学児：無料）
申込方法： 専用申し込みフォームより（天王寺動物園HPにて要確認）※事前申し込み制だが、席に余裕がある場合は当日参加も可
申込期間：6月23日10時～7月3日23時59分
※当日の感染状況によっては、予告なくセミナーが中止になる場合もある
