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アドベンチャーワールドでチーターの赤ちゃんが誕生…15年振り

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アドベンチャーワールドでチーターの赤ちゃんが誕生《画像 アドベンチャーワールド》
  • アドベンチャーワールドでチーターの赤ちゃんが誕生《画像 アドベンチャーワールド》
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  • チーター飼育担当の村田圭緒莉氏
  • アドベンチャーワールドでチーターの赤ちゃんが誕生《画像 アドベンチャーワールド》

7月22日、アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)にて、チーターの赤ちゃんが1頭誕生した。同園では15年振りの誕生となる。

3月にアフリカから仲間入りした2頭の行動を観察していたところ、来園約3週間後に発情が認められ、同じスペースでお見合いさせると、交尾に至ったという。4月には交尾を確認、5月のエコー検査で妊娠が確定、その後母親の様子を見守ってきた。

7月21日に行動に落ち着きがなくなり、食欲が減退する出産兆候が見られ、翌日7月22日に出産に至っている。残念ながら1頭目は死産だったそうだが、2頭目は無事に生まれ、出産の1時間後には授乳する姿が確認できたとのこと。

同園では現在、部屋の天井に設置しているカメラで親子の様子を観察。赤ちゃんは大きな声で鳴き、母親にミルクをねだることもあるという。母親は初めての子育てだが、子を丁寧に毛繕いしたり、落ち着いて授乳したりする様子が確認できているとのこと。なお、母子ともに健康状態は良好だという。

チーター飼育担当の村田圭緒莉氏は「母親のストレスによって育児放棄をしてしまう可能性があるため、まだまだ気の抜けない毎日が続くが、より良い環境で子育てが行えるように観察、サポートを行っていく」とコメント。今後は、絶滅危惧種であるチーターの明るい未来を創造できるよう、同園が日本国内の繁殖拠点地となるべく、他園館との情報共有も行いながら動物園の役割でもあるチーターの種の保存および、遺伝的多様性の維持に取り組んで行くとしている。

《鈴木まゆこ》

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