動物のリアルを伝えるWebメディア

ミナミコアリクイの赤ちゃん誕生、名前は「イク(育)」に決定…伊豆シャボテン動物公園

伊豆シャボテン動物公園でミナミコアリクイの赤ちゃん誕生
  • 伊豆シャボテン動物公園でミナミコアリクイの赤ちゃん誕生
  • 伊豆シャボテン動物公園でミナミコアリクイの赤ちゃん誕生
  • 伊豆シャボテン動物公園でミナミコアリクイの赤ちゃん誕生
  • 伊豆シャボテン動物公園でミナミコアリクイの赤ちゃん誕生
  • 伊豆シャボテン動物公園でミナミコアリクイの赤ちゃん誕生
  • 伊豆シャボテン動物公園でミナミコアリクイの赤ちゃん誕生

伊豆シャボテン動物公園では、8月17日にミナミコアリクイの赤ちゃんが誕生した。現在、人工哺育をしており、生後3週間を過ぎて順調に育っている。

赤ちゃんはオスで、父「ドン」(推定13才)と母「ココア」(9才)の間に誕生した。複数回の出産を経験して次第に母性が見られるようになった母「ココア」は、誕生当日には赤ちゃんを抱っこして世話をしていたそう。

しかし、翌日の午前中に赤ちゃんを放置してしまい生命に関わる危険性があったため、飼育員が保護し保育器に入れて人工哺育を開始することにしたという。以降、飼育員が親代わりとなり1日5回約3時間おきに授乳を続けており、保護当初は369gだった体重も現在は780gを超え、順調に成長している。

父「ドン」、母「ココア」の名前にちなんで名付けられた長男「コン」・次男「トト」・長女「アン」、親子兄弟との絆や繋がりが続くよう名付けられた三男「ケイ(繋)」、そして今回誕生した赤ちゃんは「イク(育)」と名付けられた。

この名前には、母性が“育”ち始めた母親「ココア」が、この先も子を“育”む母としてしっかりと成長して欲しい、そしてこの子も立派にたくましく“育”って欲しいという、母子への願いが込められている。

赤ちゃんは生後初日から体調により、閉園後の「ミナミコアリクイ展示場」にて飼育員が介助しながら、両親や4兄弟との顔合わせを実施。今後は、「ミナミコアリクイ展示場」を仕切った一隅に保育器を設置し、赤ちゃんの日々の体調や気温なども考慮しながら1日4時間ほどここで過ごすようになるという。

タイミングが良ければ一般の来園者も、保育器の中で過ごす赤ちゃんの姿を見ることができる。離乳期が終わる3~4ヶ月後を目途に、徐々にファミリーの元に戻れるようにしていきたいと考えているのだそう。

《鈴木まゆこ》

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top