扶桑社は、猫沢エミ氏の著書『猫と生きる。』を9月24日に刊行した。
ミュージシャン、文筆家、映画解説者、生活料理人と多岐に渡って活躍する大の猫好きの猫沢エミ氏。同書は、2013年に刊行された同名書籍の8年ぶりとなる復刊で、25年以上に渡る4匹の猫たちとの共同生活を写真とともに綴ったエッセイだ。
1996年、最初の猫「ピキ」との出会いから、一緒にフランスに渡り、そして新たな猫「ピガ」と「ユピ」を迎えるまでといった内容に加え、今回は80ページに渡って大幅に加筆されている。
加筆されたパートでは、復刊までの間に起こった運命の猫「イオ」との出会いと別れなど、人と生き物のふれあいの記録が細かな心理描写で書かれている。
また巻末には、猫沢家の主治医との特別対談、フランスと日本の保護活動、里親探し、病院、ペット葬儀社などのルポタージュ記事も掲載されている。
《鈴木まゆこ》