ホンダアクセスは、「秋レジャーと車中泊に関する調査2021」の結果を発表した。9月28日から30日までの3日間、自家用車を持っている20歳から69歳までのドライバー1000人に対し、インターネットリサーチで実施した。
秋レジャーの予算は増加傾向
まず、全回答者に、今年の秋はどのような秋にしたいと思うか質問したところ、「食欲の秋」（49.8%）が最も多い結果となった。次いで多かったのは、27.4%で「ドライブの秋」、26.4%で「行楽の秋」、19.5%で「読書の秋」、17.6%で「スポーツの秋」だった。 男女・年代別にみると、20代男性では「ドライブの秋」（40.0%）、20代女性では「食欲の秋」（61.0%）、60代女性 では「芸術の秋」（24.0%）が、それぞれ全体と比べて高い結果となった。
また、今年の秋レジャーの予算（1回あたり）を聞いたところ、「5千円未満」（31.5%）や「1万円～3万円未満」（26.7%）などに回答が集まり、平均は1万9115円となった。2020年10月23日に発表された「秋レジャーと交通安全に関する調査 2020」の調査結果と予算の平均を比較すると、前回調査1万080円だったところ今回調査では1万9115円と、9035円の大幅増加となった。新型コロナウイルス感染症の感染状況の改善傾向を受け、今年の秋は、感染対策を講じながら、財布の紐を緩めて久しぶりにレジャーを楽しみたいと考えている人が多いのではないかと予想される。
「食べ歩き」「紅葉狩り」が人気
今年の秋にクルマで行きたいと思うレジャーを聞いたところ、「食べ歩き」が36.7%と最も多く。「紅葉狩り」（28.0%）、「温泉街散策」（25.8%）、「果物狩り」（18.2%）、「神社仏閣・城見学」（16.8%）と続いた。
男女・年代別にみると、20代男性では「バーベキュー」（24.0%）、20代女性では「テーマパーク・遊園地」（28.0%）が、それぞれ全体と比べて多かった。20代には、秋空の下で仲の良い友人たちと一緒に楽しい時間を過ごしたいという人が少なくないようだ。また、30代女性では「水族館・動物園」（24.0%）、50代女性では「神社仏閣・城見学」（27.0%）、60代女性では「紅葉狩り」（38.0%）と「温泉街散策」（39.0%）、「美術館・博物館」（24.0%）が、それぞれ全体と比べて多かった。
続いて、クルマでレジャーに行く際にとっている渋滞対策を質問したところ、「混雑が予想される日を避ける」が40.6%と最も高い結果となった。高速道路の渋滞予測などを事前に確認し、混雑が見込まれる日にレジャーの予定は入れないようにしている人が多いようだ。次いで多かったのは、「深夜・早朝に出発する」（24.3%）、「渋滞ポイントを避けたルートにする」（21.9%）、「渋滞情報をこまめにチェックする」（21.1%）だった。
男女・年代別にみると、20代男性では「カーナビとナビアプリの両方を使う」（25.0%）、30代男性では「目的地の一つ手前や奥のインターチェンジを利用する」（13.0%）、40代男性では「渋滞時の抜け道を調べておく」（20.0%）が、それぞれ全体と比べて高い数字となった。
愛犬とのレジャーで楽しみたいことは？
次に、これまでに犬を飼ったことがある人（447人）に、愛犬を連れてレジャーに行ったことがあるか聞いたところ、「ある」は37.8%、「ない」は62.2%となった。年代別にみると、愛犬を連れてレジャーに行ったことがある人の割合は、46.4%で20代が最も多かった。
また、現在、犬を飼っている人（149人）に、今年の秋に愛犬を連れてレジャーに行きたいと思うか聞いたところ、「そう思う」は58.4%となった。ドッグオーナーの多くは、愛犬と一緒に秋レジャーを楽しみたいと考えているようだ。年代別にみると、愛犬を連れてレジャーに行きたいと思う人の割合は、50代が67.7%と最も多い結果となった。
続いて、現在犬を飼っている人、または今後犬を飼いたいと思っている人（353人）に、愛犬を連れてのレジャーについて質問。まず、愛犬を連れてのレジャーで、愛犬と楽しみたいと思うことを聞いたところ、「ドッグラン」が41.6%と最も多い結果となった。ドッグラン専用スペースで愛犬を自由に遊ばせたり、愛犬とコミュニケーションをとって楽しんだりしたいという人が多いようだ。
次いで、「公園散策」（38.0%）、「ドライブ」（27.8%）、「ドッグカフェ」（24.6%）、「一緒に宿泊」（20.7%）だった。 男女別にみると、女性では「ドッグカフェ」が29.8%と、男性の18.8%と比べて10ポイント以上高くなった。
また、愛犬を連れてのレジャーで、愛犬のために気をつけた（または気をつけたいと思う）ことを聞いたところ、「トイレ」が42.5%と最も多く、「他の犬・人との接触トラブル」（38.2%）、「暑さ・寒さ対策」（34.8%）、「水分補給」（34.3%）、「休憩タイミング」（34.0%）が続いた。その他、「クルマ酔い」（27.2%）や「クルマの乗せ方」（24.9%）など、愛犬をクルマに乗せる際の注意点が上位に挙がった。
車中泊経験者は35.3%
次は全回答者に対して、これまでに車中泊をしたことがあるかを質問。「したことがある」は35.3%、「したことはない」は64.7%となった。男女・年代別にみると、車中泊をしたことがある人の割合は、男女とも20代（男性47.0%、女性37.0%）が最も多かった。
前回の調査結果と比較すると、車中泊をしたことがある人の割合は、男女とも20代の上昇幅が大きく、男性では8.0ポイント（前回調査39.0%、今回調査47.0%）の上昇、女性では15.0ポイント（前回調査22.0%、今回調査37.0%）の大幅上昇となった。
さらに、これまでに車中泊をしたことがある人（353人）に、車中泊に関する経験について質問を実施。まず、これまでに車中泊を何回くらいしたことがあるか聞いたところ「1～2回」が39.4%と最も多くの回答が集まった。「3～4回」が21.2%、「5～9回」が16.1%、「10～19回」が13.3%、「20回以上」が9.9%となり、平均は6.9回だった。車中泊経験回数10回以上の人が2割強に及び、車中泊を大いに活用しているリピーターは少なくないようだ。
次に、車中泊の際に経験したことを聞いたところ、「朝起きると体が痛い」が55.5%と最も多くなった。普段の睡眠環境とは異なった環境で寝ていたためか、起きたときに体に痛みを感じたという人が多かった。次いで多かったのは、「暑さ・寒さで目が覚める」（43.3%）、「周りの音が気になり眠れない」（20.4%）、「車中泊できる場所がなかなか見つからない」（19.5%）、「停めた場所の近くにトイレがない」（17.8%）だった。
車中泊のメリットだと思うものを聞いたところ、「安く旅行・レジ ャーに行ける」が53.8%と最も多く、「宿を気にしないで旅行・レジャーに行ける」が43.9%と続いた。費用を抑えられる点や、宿泊先に困ることがない点を車中泊の利点だと感じている人が多いようだ。次いで多かったのは、「時間に縛られないで旅行・レジャーに行ける」（40.5%）、「ホテル予約など面倒な手続きをしなくて済む」（35.7%）、「急な予定変更に対応しやすい」（32.3%）だった。
また、今後も車中泊をしたいと思うか聞いたところ、「非常にしたいと思う」が10.5%、「まあしたいと思う」が28.3%で、合計した「したいと思う（計）」は38.8%となった。年代別にみると、今後も車中泊をしたいと思う人の割合は、30代（44.6%）と40代（40.3%）で高く、4割を超えた。
愛犬とのドライブが似合うと思う芸能人は？
最後に、全回答者に対し、秋レジャーや愛犬とのドライブをテーマに、イメージに合う芸能人について質問を実施。一緒に紅葉狩りに行きたい芸能人を聞いたところ、男性回答では自然体で明るい笑顔が印象的な「綾瀬はるかさん」が1位、2位「新垣結衣さん」、3位「広瀬すずさん」となった。女性回答では、クールで惹き込まれそうな表情が魅力的な「佐藤健さん」が1位、2位「相葉雅紀さん」、3位「綾瀬はるかさん」「坂口健太郎さん」となった。
また、一緒に秋キャンプを楽しみたい芸能人を聞いたところ、男性回答・女性回答とも“ソロキャンパー”として知られる「ヒロシさん」がダントツの結果となた。男性回答では2位「深田恭子さん」、3位「綾瀬はるかさん」「新垣結衣さん」となり、女性回答では2位「大野智さん」、3位「佐藤健さん」「西村瑞樹さん」「木村拓哉さんとなった。
愛犬とのドライブが似合うと思う芸能人を聞いたところ、男性芸能人では1位「木村拓哉さん」、2位「坂上忍さん」、3位「相葉雅紀さん」となり、女性芸能人では1位「深田恭子さん」、2位「新垣結衣さん」「森泉さん」となった。愛犬に愛情を注ぐ姿をSNSなどで見ることができる芸能人が多く挙がる結果となった。
■調査概要
・調査期間：2021年9月28日～9月30日
・調査対象：ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする、自家用車を持っており、運転することがある20歳～69歳の男女
・調査方法：インターネット調査
・調査地域：全国
・有効回答数：1000サンプル（男女・各年代が均等になるように抽出）
・調査：ホンダアクセス調べ（調査協力機関：ネットエイジア）
