早川書房は、2022年3月より、絵本「ピーターラビット」シリーズ全23巻(新訳版)の刊行を開始する。
いたずらっ子のうさぎを描く『ピーターラビットのおはなし』の初版刊行から120周年を迎える2022年。ピーターラビットと仲間たちは、映画やアニメーション、グッズとなって親しまれているが、その原点は、ビアトリクス・ポターによって物語と絵が創られた23巻の絵本だ(1902年よりフレデリック・ウォーン社刊行)。
その絵本シリーズは2002年の出版100周年を機に、『The Tale of Peter Rabbit(ピーターラビットのおはなし)』に挿絵を6点加え、全作の挿絵を初版の色彩に近づけるなど、ポターの意図を汲み取るべく全面的な改訂がほどこされ、「The original and authorized edition」として刊行されている。この度の早川書房版は、その挿絵、装幀、造本を活かしたつくりになっているという。翻訳は小説家・詩人の川上未映子氏が手掛ける。
なお現在、全国書店にて予約を受け付けており、2022年5月16日までに全巻予約すると、ピーターラビットと仲間たちの絵と装飾が美しい全巻収納BOXがもらえるキャンペーンを実施中。さらに、英語学習にも適した、『ピーターラビットのおはなし』英語原文を収録した小冊子ももらえる2大特典となっている。
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