エステーは、新ブランドの「エステーペット」を立ち上げ、猫用システムトイレ「エステーペット 実感消臭本体セット」、「エステーペット 実感消臭チップ」「エステーペット 実感消臭シート」を2月22日から全国のホームセンター、ドラッグストア、ネットショップなどで販売開始する。
いずれの商品も、同社が2011年から展開している北海道産モミの木（トドマツ）の間伐材から抽出した有効成分を活用する「クリアフォレスト」の天然消臭成分が使用されている。価格は全てオープンだが、店頭での実勢価格は547円前後～8778円前後（税込）。
トイレ本体には、新開発のトドマツの粉体を練り込んだスノコ部分と、臭いの広がりを抑える開閉可能なファブリックタイプのルーフカバーを採用することで、トイレ本体にも消臭効果を持たせている。ルーフカバーには防汚・防臭抗菌加工が施されており、フルオープンになる構造で手入れのしやすさにも配慮した。また、本体下部の引き出し式のシートトレイは前後入れ替え可能のため、1週間無駄なくシートを使用することができるという。サイズは幅約45.5×奥行約58×高さ約43cm。うんち用スコップも付属する。
「実感消臭チップ」は、トドマツの粉体と機能性ナノパウダー配合で、おしっこだけではなくうんちの臭いにも高い消臭効果を発揮する。おしっこがかかっても固まらないため猫の足元が汚れにくく、飛び散りにくく粉が出にくいチップで掃除もしやすいという。2.5Lと4Lの2タイプをラインナップする。
「実感消臭シート」はトドマツの粉体とクエン酸のダブル消臭成分を配合したシステムトイレ用の吸収シート。高分子吸水剤が1週間分のおしっこを吸収し、手入れの手間も軽減する。ラインナップは4枚入、10枚入、20枚入の3タイプ。
猫を飼っている480人を対象に実施された同社の調査では、「猫ちゃんを飼育していて困ったこと」の1位に「トイレや排せつ物の臭いがくさい」が挙げられ、猫の臭いの問題が家庭で飼育する上で課題となっていることが明らかになった。
また、「臭いが気になるタイミング」を聞いた別の調査（エステー調べ）では、“うんちをした瞬間”が60.6％で1番多く、次いで“トイレシート・マットを取り換えるとき”34.6％、“トイレシート・マットの取り換えが遅れたとき”が33.8％と続き、日常的にペットによる臭いが飼い主にとってストレスになっていることがわかった。
同社は「空気をかえよう」をスローガンに、独自の空気ビジネスの新技術を活かして社会課題を解決することで、暮らしを明るく元気にすることを目指しているという。近年ペットを飼育する家庭が増える中で解決されていない臭い問題に着目し、同社独自の北海道トドマツの間伐材を活用した「クリアフォレスト」の消臭成分がペットの排せつ臭に効果的に作用することから、新たにペット用品市場への参入を決めた。
“消臭のエステー”というコーポレートイメージに、ペットケア事業を想起させる新ブランドとして「エステーペット」を立ち上げ、空気を通してペットとの快適な生活空間を提供していくとしている。
