動物のリアルを伝えるWebメディア

日本介助犬協会、3代目勤務犬育成のためのクラウドファンディングを実施…5月31日まで

日本介助犬協会、3代目勤務犬育成のためのクラウドファンディングを実施
  • 日本介助犬協会、3代目勤務犬育成のためのクラウドファンディングを実施
  • 聖マリアンナ医科大学病院の2代目勤務犬「モリス」
  • 日本介助犬協会、3代目勤務犬育成のためのクラウドファンディングを実施
  • 日本介助犬協会、3代目勤務犬育成のためのクラウドファンディングを実施

日本介助犬協会は、聖マリアンナ医科大学病院(神奈川県川崎市)における、3代目の勤務犬育成のためのクラウドファンディングを実施している。

同院では2015年4月に、日本介助犬協会により貸与された初代勤務犬ミカがハンドラーである医師・看護師と共に活動を開始した。ミカ引退に合わせて2019年2月、モリスと看護師のハンドラー2名に引き継がれ、闘病意欲の向上、リハビリのサポート、疼痛の軽減、情緒的安定など補助療法として治療計画の元にモリスが介入した。

モリスは同病院にて週2日、患者に寄り添ってきた。中には、初代勤務犬ミカの時から関係を継続している患者もいる。10年以上の闘病歴の中で入退院を繰り返し、発声も難しい時、身体の苦痛や呼吸苦を伴う時、入院治療が思うように進まない時、食事も摂れない時、眠れない時など、様々な苦痛と闘う入院生活の中で、動物介在療法を楽しみにしている人がいるという。この動物介在療法は症状のある中でも離床を図り、身体機能を少しでも維持向上させるために必要な時間となっている。

今年度そのモリスが引退するにあたり、3代目勤務犬の育成をするべく、かかる費用をクラウドファンディングにて募ることとなった。プロジェクト名は「これからも患者さんと一緒に活動を。勤務犬3代目育成プロジェクト」。募集期間は、4月1日~5月31日23時までで、目標支援金額は400万円としている。

《山本真美》

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top