誠文堂新光社は、『世界で一番美しいクラゲ図鑑』を刊行した。
夜や深海などの暗い海に浮遊するクラゲのビジュアルは美しく、ダイバーだけでなく、数多くのファンが存在する。とりわけ近年は「癒やし」をキーワードに、各地の水族館がクラゲ展示に力を入れている。
同書は、写真家としても世界的に活躍する編者の水口博也氏および、クラゲの研究者、写真家である戸篠祥氏による写真を掲載。さらに近年ダイバーたちが夜の海で撮影する美しく、学術的にも意義のある写真を集め、写真集としての見応えがあると同時に、研究者たちからの寄稿もあわせた読み応えもある図鑑となっている。
制作にあたっては、クラゲ水族館として知られる山形県の加茂水族館、新江ノ島水族館、名古屋港水族館、サンシャイン水族館などの協力も得ており、情報の精緻さにもこだわった一冊。クラゲの種類や生態だけでなく、クラゲを利用して暮らす動物たち、ナイトダイビングで観察した浮遊生物、クラゲによる刺症なども紹介する。
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