動物のリアルを伝えるWebメディア

猫の飼い主に調査、8割以上が「病気のサインの見分け方がわからない」…トレッタキャッツ

「猫の疾患に関するインターネット調査」
  • 「猫の疾患に関するインターネット調査」
  • 「猫の疾患に関するインターネット調査」
  • 「猫の疾患に関するインターネット調査」
  • 「猫の疾患に関するインターネット調査」
  • 「猫の疾患に関するインターネット調査」
  • 「猫の疾患に関するインターネット調査」
  • 「猫の疾患に関するインターネット調査」
  • 「猫の疾患に関するインターネット調査」

カメラ付きねこトイレ「Toletta(トレッタ)」を手掛けるトレッタキャッツは、「猫の疾患に関するインターネット調査」を実施した。

まずは、「猫が泌尿器疾患にかかりやすいことを知っている」か質問。「知っている」と答えた飼い主が71.6%で、猫の健康を意識している飼い主が多い結果となった。

次に、「猫の泌尿器系の病気のサインを見分ける方法を知っているか」聞いたところ、過半数の53.2%が「見分ける方法があることも知らなかった」と回答している。また「見分ける方法があることは知っていたが具体的な方法は知らなかった」が33.2%となり、全体の86.4%もの人が、「病気のサインが具体的にわからない」ということが明らかになった。「泌尿器疾患にかかりやすいことを知っている」と回答した人の中でも、84.9%もの人が病気のサインの見分け方が分からないと回答しており、病気について知っていても、見分けられない人が大多数存在することがわかった。

続いて、「自宅で飼っている猫のおしっこ回数や量を確認できているか」と質問すると、「確認できている」が18.2%。また、確認ができない理由としては「回数や量の多さ、少なさの判断ができない、わからない」という声が最も多く寄せられた。猫の排尿行動やおしっこから、泌尿器系の健康状態を確認することが可能。動物病院で受診し、病気を未然に防ぐことも大切だ。

続いて、「猫のおしっこ回数や量を適切に確認する方法があったら知りたいか」尋ねたところ、「知りたい」が38.2%、「どちらかと言えば知りたい」が42.2%となり、80%以上の人が適切に確認する方法を知りたいと考えていることがわかった。

「飼っている猫の動物病院への受診頻度」について聞いたところ、「1年に1回以下」が67.4%という結果だった。また、「1年に1回程度」が27.6%、「2~3ヶ月に1回程度」が10.4%、「月に1回程度」が7.2%で、「3か月以内に1回程度」の人は全体の17.6%にとどまり、1年に1度以下の頻度が16.0%もいることが明らかになった。

最後に、「自宅の猫のおしっこ回数や量をモニターし、記録できるトイレやアプリを使ってみたいか」という質問をしたところ、「使ってみたい」または「どちらかと言えば使ってみたい」と回答した人が59.4%に。おしっこ回数や量をモニターし、おしっこに異常があった際、自動で獣医師と連携する機能については、「使ってみたい」「どちらかと言えば使ってみたい」の回答者が53.4%となり、関心が高いことがうかがえる。

また、博士研究員(麻布大学・ペンシルバニア大学)獣医師・獣医学博士の吉本翔氏は、「猫は、泌尿器系の病気にかかりやすい。病気のサインとして、おしっこの回数量・様子に異変が生じることが多いですが、飼い主さんにとって、その異変に気付くことは決して簡単なことではないと思います。今回の調査結果では、動物病院に行く頻度が1年に1回以下と回答した人は、全体の67.4%を占めました。猫は人間と比べて歳をとるスピードが早いので、人間に換算すると数年に1回しか病院に行かないことに相当します。特にシニア期の猫では、何らかの病気に患っている可能性は高まりますので、定期的に健康診断を受けることを心がけましょう」とコメントしている。

調査概要
調査期間:2022年4月
調査機関:楽天インサイト
調査対象:全国/男女/20~69歳(猫を飼っている人)
対象者数:500人

《山本真美》

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top