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「海の環境問題」を楽しく学ぶ環境啓発イベント、横浜・八景島シーパラダイスにて開催…6月5日

「海の環境問題」をテーマとした環境啓発イベント
  • 「海の環境問題」をテーマとした環境啓発イベント
  • 「ホッキョクグマのエンリッチメントタイム」
  • 「海の環境問題」をテーマとした環境啓発イベント
  • 「海の環境問題」をテーマとした環境啓発イベント
  • 「おさかなマルシェおたのしみ袋」
  • 「おさかなマルシェおたのしみ袋」
  • うみファーム
  • マリンゲート(グリーン)

横浜・八景島シーパラダイス(神奈川県横浜市)は、持続可能な未来のための環境啓発活動として、環境基本法で定められている6月5日の環境の日に、「海の環境問題」をテーマとした環境啓発イベントを実施する。

昨年リニューアルした自然の海の水族館「うみファーム」と日本最大級の水族館「アクアミュージアム」を舞台に、1日限定で「環境啓発ガイドツアー」を開催。「海の環境問題」をテーマに、水質浄化や二酸化炭素の吸収など海の環境にとって重要な役割を持つ「アマモ」や「海洋ゴミ問題」について学ぶレクチャーや、八景島で種付け・育成・収穫された、海中の二酸化炭素を吸収するワカメを、アオウミガメへ給餌する体験ができる。ツアー終了後には、八景島で採れた海藻で作った「海藻おしば」をプレゼントする。

また、自然の海に暮らす生き物や海の環境問題、東京湾から流れてくるごみ問題など、私たちにとって身近な海について、飼育員が水族館を一緒に回りながらガイドし、参加者の疑問や質問などにも答える。子供から大人まで、生き物や海の環境について学ぶきっかけになるエデュテインメントプログラムだ。

昨年リニューアルオープンした自然の海の水族館「うみファーム」の「おさかなマルシェ」では、大きさが不揃い、漁獲量が安定しない、調理に手間がかかるなどの理由で市場に出回らないシイラ、トビウオなどの未利用魚を漁師から直接仕入れ、新鮮な状態でおいしく食べられるように販売している。また、環境の日限定で「おさかなマルシェおたのしみ袋」を20袋限定で販売。半数のおたのしみ袋は、アンコウのから揚げの当たり券付き。おさかなは島内の「うみファームキッチン」にてグリルやフライで食べられる。

水族館で未利用魚を販売することで、より多くの人たちに「食べる」ことを通じて海の生き物の新たな魅力を知ってほしいと考えているという。また、おさかなマルシェで残った魚は、新鮮なうちに水族館の生き物たちの餌として利用され、次の命に繋がれる。

水族館「アクアミュージアム」1階の冷たい海にくらす生き物を展示するエリア「氷の海にくらす動物たち」では、シーパラで種付け・育成・収穫された八景島産ワカメを、ホッキョクグマの「ユキ丸」にプレゼントする。普段からエンリッチメントの一環として、丸太やボールなどのおもちゃを与えており、時間をかけて食べたり遊んだりすることで、行動の多様性を高め、くらしを豊かにする取り組みを行っている。自然では海藻も食べるホッキョクグマだが、今回は八景島産ワカメをプレゼント。体は大きいが可愛らしいユキ丸がダイナミックに食べる姿を楽しめる。

また、環境の日をPRするため、環境省が企画する 全国のランドマーク施設を一斉に緑色にライトアップする 「環境の日 グリーンライトアップキャンペーン」 へ参画する 。同施設では、6月5日限定で マリンゲートのイルミネーションを緑色にライトアップ。時間は18時から閉島の22時30分まで。

同社では、「生き物を通じて世界に笑顔と感動を」をスローガンに掲げ、生き物を見てふれて楽しむ体験を通じて、“楽しく学ぶ”という独自のサステナビリティアクションを今後も実施していくとしている。

■「環境啓発ガイドツアー」概要
日程:6月5日
時間:13時~
料金:無料(定員15名)
※別途、水族館に入館できるチケットが必要
所要時間:約60分間
受付:12時~
※受付は当日先着順となる。
受付場所:アクアミュージアム前広場 「シーパラ シー太」のモニュメント前

■「おさかなマルシェ」概要
日程:6月5日
時間:10時~
料金:1袋990円
※別途、水族館に入館できるチケットが必要
場所:うみファーム
備考:1日20袋限定
※販売する魚種は日により異なる

■「ホッキョクグマのエンリッチメントタイム」概要
期間:5月28日~7月3日の土休日
時間:14時15分~(約10分間)
場所:アクアミュージアム1階 LABO4「氷の海にくらす動物たち」

《山本真美》

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