ペット業界の求人サイト「アニマルジョブ」や獣医師に特化した転職支援サービス「VetAgent」などを運営するTYLが、求人情報を無料で掲載できる「別冊FreeAJ 就活応援特別号」を2020年5月末に発刊する。
同社は、新型コロナウイルスの影響について、国内の獣医学生、動物看護学生、その他ペット業界への就職希望学生320名にアンケート調査を行ったところ、約6割の学生が就職活動に不安を感じていることがわかった。その結果を受け、発刊に至ったとのことだ。
「FreeAJ」は、全国の大学・専門学校で無料配布しており、求人情報だけでなく、ペット業界最新動向、獣医師インタビュー、就職フェアのレポートなど幅広い情報を掲載している。今回発刊が決まった「別冊FreeAJ 就活応援特別号」は、従来の同誌より求人情報数を大幅に増やして発刊するという。
これにより、就職活動に不安を感じている学生が、より多くの求人情報を得て就職活動の幅を広げることができる。また、無料で掲載ができるため、事業者側にとっても、広告宣伝費をかけることなく採用を促進することが可能となる。
発刊に至ったアンケートの内容としては、まず、「コロナウイルスの影響により、就職に対して不安を感じているか」を尋ねた。すると「説明会の中止が発生し、景気の悪化により採用数も減るのではないか」や「実習に行けるタイミングが遅くなり、その分就職時期も遅れてしまう」など約6割の学生が不安を感じていると回答。
「コロナウイルスによって就職活動に影響はあったか」という質問には、約3割の学生があったと答えた。「実習のキャンセル／中止」や「首都圏への就活の自粛、合同説明会の中止」などが背景にあるとのことだ。
さらに、「学校側で就職活動に関する特別な対策を取られているか」というと、「学生は校内への立入禁止」や「WEBでの就職説明会実施」などの対策が取られているということもわかった。
■調査概要
対象者：全国の獣医学生、動物看護学生、その他ペット業界への就職希望学生320名
調査期間：2020年4月2日～4月6日
調査方法：TYLが運営するペット業界特化型リサーチツール「Vet’s Survey」を活用し分析
