神戸学園グループの神戸動植物環境専門学校は、「犬と人の絆を深める最高のサロン」というコンセプトのもと、6月6日、次世代型トリミングサロン「Lien」を学校内にオープンすると発表した。
近年、ペットビジネスの拡大に伴い、トリミングサロン業界のサービスは多様化してきているが、10歳以上の老犬はサロンの技術や環境の問題で受入れを拒否されることがある。そこで同校では、多様なペット業界のニーズに対応できる人材を育成するべく、イオンスチーマーや泥パックなど、最新機器とサービスを取り揃えたトリミングサロン「Lien」をオープンすることにしたという。
同校では、これまでも地域住民の飼い犬を、実習の中でグルーミングやトリミングを実施しており、現在、約44種2000頭の犬が登録されている。その中で、同サロンでは、1日4頭の犬を12人の実習候補生(2020年度時点)がグルーミングやトリミングを1日かけて実施するとのこと。
また、これまでサロン業界は犬や猫がカットやグルーミングの中心となっていたが、最近はウサギなどの小動物も持ち込まれることが増えつつあるため、同サロンでは、小動物のグルーミングも実施し、次世代のトリマーに必要な知識技術の習得を図るとしている。
同校は、これからも時代に求められる人材を輩出するため、業界の未来を想定した柔軟な発想による教育を推進していくと述べている。