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世界最高齢のハシビロコウ「ビル」、天国へ…伊豆シャボテン動物公園

世界最高齢だったハシビロコウの「ビル」
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伊豆シャボテン動物公園(静岡県伊東市)で暮らしていたハシビロコウの「ビル」(オス)が、8月6日に死亡したことがわかった。「ビル」は世界でも類をみない長寿なハシビロコウで推定年齢50歳以上だったが、同園によると、老衰が死因だと思われるとのこと。

「ビル」は1971年スーダンの「ハルツーム動物園」より来日し、1981年4月28日、進化生物学研究所より伊豆シャボテン公園(現・伊豆シャボテン動物公園)に来園。その後、39年間の長きに渡り人気を博し、「長老」「ビルじいさん」と呼ばれ親しまれてきた。

ハシビロコウの寿命は正確には解明されていないが、コウノトリ科の鳥では平均35年と言われており、このことから「ビル」が記録的な長寿だったことがわかる。人間の年齢に換算すると100歳以上と推定される。

現在、「ビル」が長年暮らしてきた「バードパラダイス」内には、「ビル」を偲び、献花台が設置されている。

《鈴木まゆこ》

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