今年5月に千葉県佐倉市内の飼い主の元から逃げ出し、近くの京成電鉄線路脇にある急斜面で暮らしていた子ヤギ(愛称:ポニョ)。捕獲後は体調管理のため一時的に保護されていたが、飼い主からの譲渡依頼を受け、佐倉市で受け入れることになった。
同市は、ヤギの元気な姿を多くの人に安心して見学してもらえるようにと、ヤギ飼育施設のある「佐倉草ぶえの丘」で、8月29日10時から一般公開すると発表した。
「佐倉草ぶえの丘」は、緑豊かな自然の中で農業体験や生き物とのふれあいを通じて、子供たちに豊かな人間性を育んで欲しいと、昭和54年に開園。作物の収穫体験(今年度は中止)や、動物とのふれあい、ミニ鉄道を楽しめる他、宿泊施設やバーベキュー場、農産物直売所などがある施設となっている。また、園内には世界的な賞も受賞したバラ園が併設されており、貴重なバラなどを楽しむことができる。
そんな同施設では、現在8頭のヤギが暮らしており、ヤギの餌やり体験を行うことができる。ポニョの愛称で話題となった子ヤギも、今後同施設で暮らしていくという。