東京都内の飲食店を中心に廃棄予定のコルク栓を再資源化し、新たな製品や再生素材として世の中へ発信する「TOKYO CORK PROJECT」。そのプロジェクトを主導するGOOD DEAL COMPANYは、再生コルクとその他の廃棄マテリアルやリサイクルマテリアルを組み合わせた新たなコンセプトブランド「anela(アネラ)」を、10月21日から11月10日まで、阪急うめだ本店にて先行受注販売する。
ワインのコルク栓は、飲食店1店舗でも毎月1000本以上が廃棄され、2018年酒税調査によると、東京では年間でボトル1億5000万本分も消費されている。代表の北村氏は、活かせば大切な資源になるとの思いから、コルク栓を再生化する「TOKYO CORK PROJECT」を2010年にスタートさせた。
プロジェクトにより集まったコルクは、コルクコースターなどの身近なアイテムから、コルクスツールやコルクタイルなどのインテリアとなり、また、美術館の館内什器やホテルの装飾、企業などとのコラボレーションを多数行っているという。
この度、新たに生まれたブランド「anela」の製品には、ペット用のごはんボウル「BUDDYBOWL」やペット用クッションベッド「BUDDY BED」などがある。
「BUDDYBOWL」は、器の角度を調整できる他、首を傾けなくても食べられるよう台座が少し高めに設計されているのだそう。コルクの台座が滑り止めの役割を果たし、食事中にひっくり返すこともなく、小型から中型のペットまで使いやすいボウルとなっているという。
また、「BUDDY BED」は、老舗まくらメーカーがくつろぎを追求したベッドで、コルクの粒が体にフィットし、優しく包み込むのだそう。体格や好みに合わせてフィット感を調整できるアシンメトリー形状のラウンドタイプと、季節に応じて粒の大きさが異なる表裏を使い分けられるスエアタイプの2種類が用意されている。また、粗相があった時はカバーを外して洗濯でき、撥水加工を施した再生ポリエステル素材の中袋をきれいに拭き取ることで、常に清潔に使えるのだそう。
これら「anela」の製品は、阪急うめだ本店7Fコトコトステージにて、11月10日まで先行受注販売を行っている。正式な発売日は11月下旬を予定しているとのこと。